弊社フューチャーインスティテュート株式会社が2020年度から教育ICTアドバイザーを務める仙台白百合学園小学校が、公開授業のライブ中継に挑戦します。
昨年度の公開研究会は、授業実践の様子をVTRで紹介するオンライン研修会で、仙台白百合学園小学校として初めての挑戦でした。たくさんの先生方や教職を目指す学生の参加がありましたが、仙台白百合小学校の先生方としては「やはり子どもたちの活動の様子をリアルタイムで公開したい!」という気持ちが強く、第2回目となる今回はライブ中継に挑戦します。(資料はこちらで見られます)
仙台白百合学園小学校は今年度から一人一台のiPad環境(WiFi+LTE)が整い、日々の授業で積極的に利活用しています。機種や通信キャリア、使用アプリは学校主体で選定しています。現時点ではMDMを運用して各種機能制限などをしています。4月当初は先生方も手探り状態でしたが子どもたちも先生方もどんどん慣れていき、かなり早い段階で「今止めているこの機能は解放した方がいいのではないか」「授業支援システムを校内だけでなく家庭学習にも利用すべきではないか」などの声が聞かれました。段階的に進めるべき部分と今すぐにでもチャレンジできる部分を両輪に、子どもたちの確かな学びの環境を構築しようと、日々工夫しています。
仙台白百合学園小学校は「自律的・自発的に行動する子ども」を12歳時点で目指す子ども像と設定し、研究テーマを「伝え合い 学び合う〜「わたし」から「みんな」へ「みんな」から「わたし」へ」として研鑽しています。
本研修会では、第2学年算数科「すじみちを立ててかんがえよう」という単元づくりを行った中の1単位時間分をライブ配信します。教材は「ハノイの塔」。関連して「プログラミング的思考を育てる学習とはどうあるべきか」を意識しています。授業後の協議会では、本単元が「物事を分解し順序立てて考える体験」を重ねていく「はじめの一歩」として有効か、検討する機会にしたいとの願いもあります。
主な対象は、教員と教職を目指す学生となっています。申し込みはこちら。
弊社からは佐藤が講師として参加します。授業者の先生や算数研究部の先生方の一生懸命な取り組みを間近に見ている立場から、子どもたちのより良い学びの形について一緒に考えていければと思っています。ぜひご参会ください。
(佐藤)