2021年9月3日に、横浜市立鴨居中学校を訪問させていただき、たくさんの授業を参観させていただきました。分散登校+オンライン授業の実施は、先生方にとっても生徒たちにとっても大きなチャレンジだとは思いますが、さまざまな試行錯誤を先生方がされている様子を見させていただきました。
齋藤浩司 校長先生にお話を伺うと、職員室では、「共有どうするんだっけ?」「リンクの貼り方って、どうやるの?」というように授業実施のための情報共有と助け合いが進んでいるそうです。
日々行っている授業に関しては、鴨居中学校の先生方向けにGoogleフォームで「授業の工夫」を集めているそうです。
授業日や教科だけでなく、どのように授業を行ったのかが共有できるようになっています。
例えば、「全オンライン」で「画面共有+サブ機で教室中継」や、「全オンライン」で「iPadのみ、三脚で黒板を映す。プリントをやらせて答え合わせ」などのように授業の工夫を共有できるようになっています。
あわせて授業をしてみてのコメントも共有されていて、「双方向の授業ができていない。問いかけに対するレスポンスをどう拾い上げていくか。」というように次に繋げていくためのコメントも書かれていました。
こうした「やってみたからこそ、わかったこと」や「やってみた工夫」を共有の財産にできる学校は強いと思います。こうして知見が集まってくれば、この後、どんな状況になっても(あるいはまったくオンラインを使わない状況になっても)、この知見を活かせる学校になると思いました。
お忙しいなか、授業を参観させていただきまして、ありがとうございました。
(為田)