東京大学の松尾豊研究室発のAIベンチャーELYZA(イライザ)が8月に公開した、文章の要約文を生成するAI「ELYZA DIGEST」を試せるデモサイトのことを知って、ずっと何かの文章で要約をやってみようと思っていたのですが、あるプロジェクトで「なぜ勉強するのか?」という文章を書いたので、要約してみました。
www.itmedia.co.jp
ELYZA DIGESTにアクセスして、下にスクロールしていくと要約したい文章を入力するテキストボックスが出てきます。
700文字の文章をそのままコピー&ペーストして貼り付けてみました。利用規約に同意して、「要約スタート」のボタンを押すだけです。
要約が完了しました。自分が書いた文章が、誰か(AIも含めて)に要約される体験というのがあまりないので、ちょっと変な感じです。授業でやってみて、自分の思った通りのところが要約で使われているかなどを見てみるといいかと思いました。
URLでも要約が作れますので、昨日のエントリー「授業で使えるかも:地理院地図(電子国土Web)」を要約してもらいました。要約の後半部分は、本文自体には書いていない、関連記事のところを拾ってきてしまっていますね…。
こういうテクノロジーは、自分で使ってみることで、長所や短所なども見えてくると思っています。自分が書いた文章であれば、思った通りの要約が出ないのは、AIの方の問題なのか、自分の書いた文章の内容や構造の問題なのか、というのも考えてみるきっかけになりそうだと思いました。
機械翻訳のサービスを使うときにも同じことを思いますが、どのように使いこなすのか、適度な信頼の仕方を考えていくのが大事だと思います。もちろん、テクノロジーの進歩によってAI要約がどんどん信頼性を高めていく、ということもあると思います。どうテクノロジーとつきあっていくのかを考える題材として使えるかもしれないと思いました。
(為田)