教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

書籍ご紹介:『未来のきみを変える読書術』

 苫野一徳 先生の『未来のきみを変える読書術』を読みました。苫野先生は、大学生に「読書は僕たちをグーグルマップにする」(p.7)と話しているそうです。たくさんの本を読むことで「入り組んだ迷路の全体像が見えるようになり、自分の望む地点に到達できる」という苫野先生の表現が好きです。

 読書によって、地図の全体像が見えるようになり、まだ見えていないところはさらに新しい本を読んで埋めていき、地図自体が広がっていく、そんな体験をしてほしいな、と思いました。
 そのために、文章を読めるようになることが大事だし、そうした楽しさを感じられるような授業を作りたいな、と思いました。

 「第3章 レジュメ(読書ノート)の作り方」では、ICTを活用しての読書メモの作り方も紹介されていました。学校の図書室でこの本を手にとって読んだ子どもたちが、「自分の読書メモを作ってみたいな」と思ったときに、GIGAスクール構想で配備された端末で作れたらいいな、と思います。

(為田)