2022年4月30日の日本経済新聞で、「西田幾多郎ノート、世界へ 記念哲学館がデジタル化」という記事が出ていました。
www.nikkei.com
記事中に、石川県西田幾多郎記念哲学館(かほく市)でデジタル化したノートを公開していると書かれていたので、サイトにアクセスしてみました。
「西田幾多郎ノート類 デジタルアーカイブ」にアクセスすると、たくさんのノートを見ることができるようになっています。
ページをめくっていくこともできますし、拡大表示をすることもできます。内容がわかるか?と言われるとわからないものの、すごく生身の人間を感じる気がします。哲学の授業で教科書を開いて読んだ「西田幾多郎」という文字列以上の何かを生徒たちに伝えてくれるかもしれません(いや、ちょっと難しいかな…日本語もほとんどないようですし…)。
でも、こうしたデジタルアーカイブは、すごくたくさんの人に見られるというのはないかもしれませんが、蓄積することでいつか誰かの役に立つことがあるかもしれない、というロングテールなものだと思います。
websites2.jmapps.ne.jp
西田幾多郎は大学時代に岩波文庫で『善の研究』とかを読んだな、と思い出しました。本棚にあるはずなので、ひさしぶりに手に取ってみようか、と思いました。
(為田)