2022年5月23日に、渋谷区の『新しい学校づくり』整備方針が発表されました。
「未来の学校」プロモーションビデオもYouTubeで公開されています。「こんな学校になるんだ、というイメージを共有することは大事」と長谷部健 渋谷区長がインタビューで語られていますが、イメージを共有するためにこうしてプロモーションビデオを作成するのは意味があると思います。
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ラーニングコモンズ、フューチャールーム、教室、職員室、科学教室などのイメージを見ることができます。これらの一部をすでに実現している学校もありますが、すべての学校にこの環境を作るのはなかなか難しかろうと思いつつ、一人1台の情報端末を活用したり、自治体が持っている公共施設等を使うことで実現できることもたくさんありそうだと思いました。
職員室をオープンにして、話しやすい環境を作るために、職員室の改装もできればいいですが、いきなりできないのであれば、オンラインで先生とコミュニケーションを取れるようにしたり、公開・匿名で先生×児童生徒でディスカッションをできる場を作ったりからスタートしてもいいと思います。
ビデオのなかで、学校が子どもたちだけでなく、地域の大人も学べる場として描かれています。「学校に地域の人が来る」というのと、「学校から地域に先生と子どもたちが出ていく」というのをバランスよく行うことで、このビデオで目指したい未来の学校の形を作ることは可能になりそうだとも思います。
例えば、公共図書館を使って何かができないだろうかとか、地域にある企業の工場やラボを使うことができないだろうかと思います。
このビデオを見て考えたいのは、「どうしてこういう未来の学校像を求めるのか」というゴール像です。そして、そのゴール像を実現する方法はいろいろあるのだ、ということを先生方と考えていきたいと思いました。
(為田)