こないだ授業のときに、すごい速さで長文をキーボードで入力している小学校3年生がいました。楽しそうに書いていたので、「何を書いているの?」と訊いて画面を覗き込むと、「クロノスタシス」とタイトルが書かれていて、その下に文章が並んでいます。
「クロノスタシス、知ってる?」と訊かれたので、「バンプ・オブ・チキンの?知ってるよ、コナン君の主題歌だよね?」「そうそう!」と、教えてくれました。この曲が好きで、何度も何度も聴いていて、歌詞も覚えているそうで、何も見ないで歌詞を入力していました。
暗唱できるほどに好きな曲がある人ならば、こうして歌詞をタイピングの教材にするのもいいかな、と思いました。音楽だけでなくて、物語や小説などの一節や詩などでも同じことができるかもしれないと思いました。好きなものを楽しく書くことが練習につながるような場面をたくさん作るのに、いいアイデアをもらったように思いました。
(為田)