ラジオでイントロが流れてきて「お、オザケンのラブリーだ、あれ?でもちょっと違う?」と思っていたら、Betty Wrightというアーティストの「Clean Up Woman」という曲でした。調べてみたら、こちらが元ネタだそうで、YouTubeで見つけてみて聴き比べてみました。こういうの楽しいです。
自分の知っている曲と、その曲の元になっている曲を結びつけて聴くのは、以前だったらCDを探したりしなければならなかったですが、YouTubeなどを使うと簡単にできます。こういうところから、音楽の歴史に興味をもつこともあるかな、と思いました。
他に最近知ったのだと、K-POPアーティストRed Velvetの「Birthday」の出だしで、ガーシュウィンの「Rhapsody in Blue」が使われています。こういうつながりもおもしろい。知っている人にどんどん教えてもらって、自分でYouTubeで検索して…とやっていくと、新しい音楽に出会うことができます。
クラシックが使われている曲では、僕はモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」をサンプリングしているKREVAの「国民的行事」が好きです。クラシックが身近になるかもしれません。
いま、ちょっと調べてみたら、「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」は任天堂のゲーム「マリオブラザーズ」のゲーム開始BGMにも第1楽章の冒頭部分が使われいるんだそうです。そう言われてみれば、たしかに…と思いました。こんなことまで教えてくれる、Wikipediaすごい。
こういう曲、クラスでみんなで教え合ったりしたらおもしろいような気がします。音楽に詳しい子、音楽が好きな子にいろいろ教えてもらえそうだし、検索していろいろなことを知って教え合うのでももちろんいいと思います。
こうして、音楽がどんどん継承されていく感じが好きです。もちろん、音楽だけでなく、文学とか映画とかでも、こうしたことはたくさんありそうだし、和歌などでも本歌取りのことを知ったりすれば、より楽しめるようになるのではないかと思います。
文化を継承することにも、インターネットやデジタルは役に立つのではないかな、と思いますし、そうした体験を学校をはじめ公教育の場でできたらいいなと思っています。
(為田)