教育ICTリサーチ ブログ

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校内研修でやってみた:ChatGPTでどのくらいのことができるのかをやってみた

 春休みに校内研修講師をさせていただく機会が多かったので、ChatGPTでどんな感じのことができるのかを見てもらうために、デモンストレーションを何度かしてみました。「ただの検索と何が違うのか」「どんなことが実際にできるようになるのか」を知ってもらうことで、先生方のデジタルについての価値づけも変わってくると思っています。

 調べ学習で出てきそうな課題を解いてもらったらどうだろうと思い、織田信長豊臣秀吉の政策を観点別に比較してもらって、表にまとめてもらいました。お願いしたのは、「織田信長豊臣秀吉の政策を、軍事、経済、外交の観点で比較して、表にまとめてください。」というもの。これくらいは簡単にできるのだなあ、と。もちろん、内容が正しいかどうかは別として、こうして表組みまでしてあれば、内容を精査することに子どもたちは集中できると思います。

 教員研修の中身も考えてもらいました。「横浜市立中学校において、一人1台のChromebookを活用した授業設計の方法を伝える先生向けの研修プログラムを60分で企画してください。」とお願いしてみると、以下のような研修プログラムが表示されました。

 実際に先生方の前で、ChatGPTへのメッセージを書いて、瞬時に答えが画面に表示されていく様子を見てもらうのが、いちばん実感が湧くと思っています。言葉として「ChatGPT」を知っていても、忙しい先生が自分で試すというのは難しいと思うので、こういう場面があってもいいかな、と思います。

 子どもたちがChatGPTを使っていろいろなことをやりはじめるのは時間の問題だとも思いますので、先生方も使ってみるといいと思います。また、調べ学習や考察文を書いてもらうような課題を出すときには、事前にChatGPTでやってみるといいように思いました。

(為田)