デジタルハリウッド株式会社が2024年10月3日で、30回目の設立記念日を迎えたそうです。これを記念して、30周年記念Webサイトが公開されました。
僕はデジタルハリウッドに学生として通っていたことはありませんが、弊社フューチャーインスティテュートはデジタルハリウッドの会議室を間借りしてスタートしましたし、社員の皆様にも本当にお世話になりました。デジハリがなければ今の自分はない、と断言できます。
スペシャルムービー『もっと広がれ わたしの絵空事』
30周年記念Webサイトでは、漫画家の窪之内英策さんおよび俳優の當真あみさん、デジハリの教員の皆さん、デジハリの卒業生とコラボレーションしたスペシャルムービー『もっと広がれ わたしの絵空事』が公開されています。たくさんの人にメッセージが伝わればいいと思います。
最初に投げかけられる言葉にどきっとします。
笑われた
バカにされた
そんなのできっこないって
そんなの絵空事だって
ちゃんと現実を見なさいって
こうした言葉は、未来へのビジョンを掲げる人たちがしばしば言われるものなんだろうと思います。きっとデジタルハリウッド設立のときにも言われたのだろうな、と思います。
でも、着実にデジタルハリウッドは進んできて、たくさんの人材をデジタル業界に輩出して、30周年です。感動します。
最後の一言、「もっと広がれ 私の絵空事」というメッセージに泣きそうになりました。「絵空事」って言葉の聞こえ方が変わる。クリエイティブの力ってすごいな、と感じます。
もっともっと自分にできることをがんばらないといけないと思いました。自分自身の絵空事、広げていかなくては。
デジタルハリウッド大学 学長 杉山知之 先生の言葉がビジョナリーだと思う
30周年記念Webサイトに掲載されている、学長 杉山知之 先生の文章がカッコいいです。特にビビッときたところを以下に抜粋しますが、全文を是非サイトで読んでください。
1994年、コンピューターとネットが空気のように存在する環境を前提として、すべてのことをデザインし直す「Re-Designing the Future」をスローガンに、デジタルハリウッドを開校しました。
1994年、僕が大学に入学した年にデジハリは開校したのです。弊社フューチャーインスティテュートは、1999年設立当初はデジタルハリウッドが筆頭株主でしたし、1999年9月の会社設立前の1999年7月に為田が社員になったときには御茶ノ水のDH2001 Bldg.の会議室で仕事をしていました。初代社長の鶴谷武親はサンタモニカにあったdhima ディーマ(デジタルハリウッドUSA校)のPresidentをしていました。
そして、無限の可能性を持つコンピューターとネットは、自由と創造性の界面を広げ、人がそれぞれに持つ個性を活かせる場として、大きく発展しました。2017年からの大学のキャンペーン「みんなを生きるな。自分を生きよう。」は、デジタルハリウッドの信念を表す言葉となり、広く世の中に知られるものとなりました。
デジタルハリウッド大学のキャンペーン「みんなを生きるな。自分を生きよう。」というメッセージには、僕も勇気づけられていますし、教えている子どもたちにもそんなマインドをもってほしいなと思っています。
そして、2024年、人工知能との日常についても言及されていました。1994年に「コンピューターとネットが空気のように存在する環境を前提として、すべてのことをデザインし直す」と言っていたデジハリは、さらに挑戦をしていく、と結ばれています。
2024年、いよいよ人工知能と共に暮らす日常が現実となりました。人類史上、最大の変革期が始まりました。私たちはこのTransitionを成功させなければなりません。これまでの30年間を序章として、デジタルハリウッドは、さらなる挑戦を開始します。
未来の歴史に「The Great Transition」と記されるために!
リフレクション
僕は学校でのICTの活用、デジタルの活用の話をするときに、「デジタルは人の能力を拡張するもの」と言っているのですが、これってデジタルハリウッドの影響がすごく強いのだと思います。杉山先生はもちろん、社員の皆さんにも本当にお世話になって、いろんなことを教えていただいてきたのです。
1999年7月から御茶ノ水のデジタルハリウッドに間借りしていたのは、ほんの数ヶ月だったと思いますが、あのときのデジハリを見ていたからこそ、今の自分があると本当に思っています。本当に貴重な時間だったな、といま振り返って思います。
デジハリ、本当にカッコいいです。30周年、本当におめでとうございます。
(為田)