2024年10月2日の日本経済新聞の「スポーツの力」の欄に、「「野球+テック」で人材育成」という記事が出ていました。記事を読んでみると、群馬県桐生市が野球を前面に出した町おこしを進めていて、そのために最新のテクノロジーを導入した野球ラボを開設したそうです。
「桐生 野球ラボ」で検索してみると、球都桐生野球ラボのサイトが見つかりました。

名前が「野球ラボ」なので、野球に関するトレーニング施設なのかと思っていたのですが、プログラムは「フィジカル測定」と「野球パフォーマンス測定」の2種類があるそうです。
- フィジカル測定
- あらゆる競技に適用可能な体組成系の測定を実施。
- アスリートだけでなく、子どもからシニアまで利用可能。
- 最新機器による正確な測定により、効率的なトレーニングや運動へ繋げられる。
- 野球パフォーマンス測定
- プロも利用する最新の野球科学に基づいた機器を用いて、野球の技術向上に必要なさまざまなデータを測定。
- 科学的な解析を定期的に行い、怪我の予防やパフォーマンス向上に繋げられる。
YouTubeで野球ラボのオープニングセレモニーと体験会の様子が公開されていました。テクノロジーを使って自分の身体の動きを分析する、という体験ができるのはいいことだと思いました。
youtu.be
市内の小学生・中学生・高校生は助成金で年3回まで無料になるそうです。
そして、野球に関することだけではなく、シニアの方に使ってもらって、テクノロジーを活用して健康で暮らせるように、怪我などを予防できるように、健康福祉政策を市内で進めていくこともできるように思いました。
施設は、学校統合で閉校となった桐生南高校の跡地にあるそうで、地域コミュニティとテクノロジーが結びつく形でどんな未来が見られるのか楽しみです。こうした施設があるということを中学生や高校生に見せてみたときに、どんな感想が出てくるのか話をしてみたいなと思いました。
(為田)