2024年9月19日にノートルダム学院小学校を訪問し、授業を参観させていただきました。授業の前後で校舎を歩いているときに見かけた場面を紹介したいと思います。
理科室の前のスペースに、たくさんの水槽や標本が置いてあるサイエンスコーナーがありました。標本や理科に関する本など、子どもたちがいつでも見られるように置いてあるそうです。
サイエンスコーナーの奥には、社会科で活用できそうなタイプライターなどの昔の道具が並べられていました。
理科室にも、簡易双眼実体顕微鏡や光学顕微鏡が並んでいました。これらは台数が少ないと、自分で見たいものを見るまで待たなければならなくなります。子どもたちにとって、「見たい!」と思った瞬間がいちばん学びへのモチベーションが高い瞬間なので、そのときを逃さずにすぐに自分で顕微鏡を見られるように、と学校が早い時期から揃えたそうです。
iPadで顕微鏡で調べている物を撮影するときに使う、顕微鏡撮影クリップも理科室に用意されていました。
屋上にも案内していただきました。ここで季節ごとに植物や生き物に触れ合ったり観察したりできるようになっています。理科室にあった簡易双眼実体顕微鏡をもってきたら楽しそうです。
ちなみにこの屋上からは、京都五山送り火の「妙」の字が見えます。学校の周りにあるこうした歴史的な行事も、子どもたちは卒業してから「すごいところに小学校があったな…」と感じるのかもしれません。
教科書やプリントなどの教材だけでなく、幅広く子どもたちの学びに繋がりそうなものや役立ちそうなものがあるのは、学びの環境づくりとしてとてもいいなと感じました。
(為田)