2024年9月9日に富士見市立針ケ谷小学校を訪問し、授業を参観させていただきました。たくさんのクラスを参観させていただいたので、それぞれ少しずつ様子をレポートしたいと思います。
2年2組 国語
塩田恵也 先生が担当する2年2組の国語の授業では、「なかまのことばさがし」をしていました。自分で知っている言葉や、図書室の本から見つけた言葉などを集めて、それらの言葉を「動物」「国の名前」「野菜」などのように仲間になるように分けてクイズを作る活動をしていました。
子どもたちは、言葉をどんどん集めていきます。最初に「動物」や「野菜」などどんな仲間の言葉を探すかを決めて、たくさんの言葉を集めている子が多かったようです。
教室では、iPadのメモ帳を開いて、どんどんキーボードを使って入力している子がいました。文字の後ろに絵文字などを入れたり、自分で工夫もしています。こうして言葉をどんどん集めていくのが楽しくなる工夫を自分でできるのはとても良いと思いました。
教室だけでなく、図書室に行って言葉を探している子もたくさんいました。ペンツールで言葉を書いて、イラストも自分で描いていた子もいます。たくさん言葉を集めていくことが大事だと思うので、自分の好きな表現方法を選べるのは大事なポイントだと思います。
図書室には図鑑もあるので、図鑑を使って調べている子もいます。画用紙やノートに言葉をどんどん書いていきます。
iPadでも画用紙でもノートでも、文字でもイラストでも、どんな表現方法でもいいので、いろいろな方法で言葉を集めていくのが楽しそうな活動でした。これを教室に持ち帰ってみんなでクイズにまとめて一緒に遊ぶことで、新しい言葉に出会ったり、仲間分けすることで語彙を増やしていくこともできそうだと思いました。
3年1組 社会
門田佳乃子 先生が担当する3年1組の社会の授業「スーパーのひみつたんけんたい!」で、グループごとにオクリンクプラスを使って、スーパーのどこにどの商品を並べるのかを考えていました。
野菜・くだもの・肉・魚・おかし・アイス・のみもの・日用品・コメ・おそうざい(弁当)・パンの11種類の商品をスーパーのどこに置いたらいいかを店員さんの立場になって考えていました。
グループで話し合った商品の置き場所をオクリンクプラスの「みんなのボード」で見せ合います。それぞれのグループで、どのように考えて、それぞれの商品を置く場所を決めたのかを発表してもらいます。ここで「どう考えたのか」という過程を、1グループずつきちんと発表してもらうことが大事だと思います。
オクリンクプラスなど授業支援ツールを使うことで情報を教室で共有することはとても便利になりましたが、最終成果だけでなく、その過程でどう考えたのかということも共有することで、「どう考えたらいいのか」ということを次回以降に活かせると思います。
それぞれのグループの発表を聴いて、門田先生がきちんとコメントを返したり質問を投げかけたりしているのもとても大切なポイントだったと思います。
(為田)