教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

【先生アンケート結果】「先生方が新しい取り組みを知る情報源(2025年版)」結果レポート No.2

 2025年6月26日から7月25日にかけて、「先生方が新しい取り組みを知る情報源(2025年版)」という先生向けのアンケートを行いました。
 たくさんの先生方や関係者の皆さまにSNSでシェアなどしていただきまして、合計で34件の回答をいただくことができました。お忙しい中、ご協力をいただきまして本当にありがとうございました。

 No.1に引き続き、Q2「新しい取り組み(例:授業の手法、評価手法、アプリやシステム、教材など) を広く先生方に知ってもらうには、どのように情報を広げていけばいいと思いますか?」にいただいた回答を紹介していきたいと思います。フリーアンサーにも関わらず、34人中29人の方に回答していただきました。本当にありがとうございます。

SNSやオンライン

 情報収集の手段としてSNSを活用している先生方が多いからか、SNSやオンラインを挙げられた方が多かったです。SNSでICTを活用した実践を紹介してくださっている先生方もたくさんいらっしゃっています。僕も、たくさん勉強させていただいています。

  • SNSは広く情報収集するのに、とても効果があります。ただ実際に複数の先生たちでアプリや教材を触ってみる教材研究が現場には必要だと感じています。
  • 校内研修、新しい取り組みを盛り込んだ授業を見てもらう。自分の実践をコンテストに応募する。
  • 最近ではやはりSNSなのではないでしょうか
  • SNSでの発信。関心を持っている教員は必ず食いつく。授業、校務どちらでも。現状を少しでも改善したいと思うなら、必ず食いつく。自分は管理職なので、得た情報を校内でも積極的に紹介して、教職員同士の話題にしている。
  • FacebookなどのSNSやwebメディア、先生方が集まるイベントなどの活用
  • SNSが手っ取り早い気がします。
  • SNSで使ってみた感想を載せる。
  • SNSで知ったことを校内研修で広げる
  • X(ツイッター)+ウェプサイト又は動画 の組み合わせ(Xで概要掲示、詳細はウェプサイト動画という形態)
  • SNSが一番では無いでしょうか。
  • SNS×口コミ
  • SNS、教員同士のネットワーク
  • SNSや教育関係のインフルエンサー
  • 著名な実践者が使っていると聞くと後を追おうとするのではないでしょうか。

 SNSで知った教育実践は、最初は「ただ真似してやってみる」でもいいと思うのですが、最終的にはそれぞれの学校の状況、児童生徒の状況に合わせてチューニングすることが大事だとは思います。

研修・セミナー

 研修やセミナーについて書いてくださっている方も多かったです。【校内研修】と【校外研修・セミナー】に分けてみました。

【校内研修】

  • 校内で提案をする
  • まずは自校が第一なので、校内のSlackや教員研修で情報を共有します。
  • アンテナの高い人は媒体に敏感に反応しますが、アンテナの低い人はどんな媒体でも反応しないかもです。校内研修が一番効果は高い気がします。
  • 実際に体験してもらう会を小さく開催していく。学校単位やそれを超えた研修会だと心理的負担が強い。

 「実際に体験してもらう会を小さく開催していく。学校単位やそれを超えた研修会だと心理的負担が強い」というのは賛成です。まずはスモールステップで、小さくやっていくのがいいですよね。ただでさえお忙しい先生方に、心理的負担を強いるのはいやだな、と思います。

【校外研修・セミナー】

  • どの方法でも関心のある方に広がっていくので、悩んでます。そう言う意味では、官製研修も必要だし、それ以外の勉強会なども必要で、補い合っていく関係のように思います。
  • 本来は対面のイベントから人の輪や知恵をつなげていくのが最良だと思います。オンラインイベントは増えすぎて、整理できない状況になってきています
  • オンラインセミナーや対面型セミナー
  • 一番速効性があるものはオンラインセミナーだと思います。

 「官製研修も必要だし、それ以外の勉強会なども必要で、補い合っていく関係のように思います」というコメント、大賛成です。僕は、官製研修の講師をさせていただくことも多いので、お役に立てるように頑張ろうと思います。

先生同士のネットワーク

 「インフルエンサー」の声を聴く、というのではなく、「信頼ある人からの発信」「先生たちによる研究グループ」という声もありました。

  • 信頼ある人からの発信
  • 先生たちによる研究グループなどによって草の根的に広がっていくのが一番理想的ではないかと思います。そのための時間的、精神的余裕がないというのが最大のネックではありますが。

その他

 最後に、どこにカテゴライズしようか迷ったコメントをまとめてみました。どこにもまとめられないからこそ、考えさせられることが多いな、と思って読みました。

  • 負担感の少なく感じるパッセージを伴うこと。ICT弱者の先生方に配慮して、知ってること前提の発信の仕方を改めること。
  • 教師のマインドセットを変える
  • 文科省による強制
  • 教師個人が新しい取組みを知ろうとする意欲を醸成することが最も大切。しかし、なかなかそのような意欲に至らない教師が多い場合は、校長から会議や指示伝達の中で伝えるのが最も早く確実に広がると考えます。

 No.3では、アンケートの最後に設けていたフリーアンサー欄からのコメントを紹介したいと思います。
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(為田)