教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

教材で使えるかも:イチロー選手「MLB 野球殿堂入り スピーチ」

 日本選手として初めてアメリカ野球殿堂入りを果たしたイチロー選手がしたスピーチがニュースで紹介されていました。一部だけの紹介だったのですが、とても興味が湧いて全部を聴きたいなと思ってYouTubeで検索すると、MLBの公式チャンネルで20分ほどのスピーチが公開されていました。

www.youtube.com

 全編英語のスピーチですが、YouTubeの字幕で英語を表示させて聴きました。ユーモアも入っていて、会場が笑うところもあります。「大リーグ通算3000本安打、ゴールドグラブ賞10回、10年連続200本安打⋯」と、自分が打ち立てたすごい記録を並べた後に、「Not bad, Huh?(悪くないでしょ?)」っていうところ、かっこいい⋯。

 野球のことを知らなくても、イチロー選手のことを知らなくても、このスピーチを聴いてほしいなと思ったのは、イチロー選手が小学校6年生のときに書いた作文について話していたところです。この作文、キャリア教育とかでよく教材にされる有名なものです。

僕の夢は一流のプロ野球選手になることです。そのためには中学、高校と全国大会に出て活躍しなければなりません。
活躍できるようになるためには練習が必要です。僕は3歳の時から練習を始めています。3歳から7歳までは半年くらいやっていましたが、3年生の時から今までは365日中360日は激しい練習をやっています。
だから、1週間中で友達と遊べる時間は5、6時間です。そんなに練習をやっているのだから、必ずプロ野球選手になれると思います。そして、その球団は中日ドラゴンズか、西武ライオンズです。

 もし、この作文をいま書き換えるなら、「夢」ではなく「ゴール」という言葉を使うでしょう、とイチロー選手は言っているのです。「Dreams are not always realistic. But goals can be possible if you think deeply about how to reach them. Dreaming is fun but goals are difficult and challenging.(「夢」はいつも現実的なものではない。でも、「ゴール」は深く考え抜けば現実にすることができる。「夢」を見るのはたのしいけど、「ゴール」は難しく、挑戦を伴う。)この、「夢」と「ゴール」の違いの話、とてもよかったなと思います。

 英語の勉強というよりも、もうちょっと広い視野で、人となりが感じられるスピーチなので、たったの20分、ぜひ全文を聴いてほしいと思います。こうしたスピーチの全文を聴くことができるのは、本当に良い時代だと思います。

(為田)