弊社フューチャーインスティテュートは淑徳小学校放課後クラブ「淑徳アルファ」内で、コンピュータを使ってさまざまな活動を行う授業「カズトロジー」を実施しています。
毎年夏休みは通常よりも参加者が少ないので、学期中のカリキュラムを進めるのではなく、「いつもとちょっと違うことを体験できる」ようにと思って内容を決めています。
8月5日の3年生の授業では、国語辞典を使ったコミュニケーションゲーム「コトバト」をみんなでしました。「コトバト」では、「○から始まる○○なもの(言葉)を探そう」というお題が出て、みんなでお題に合った言葉を国語辞典で探して出し合い、どの言葉がお題にもっとも合っていたかを勝負するゲームです。

「コトバト」のサイトから使える「お題メーカー」を使ってお題を出して、そのお題を貼り付けたワークシートをスクールタクトでその場で作って、みんなに配って回答してもらいました。お題メーカーでお題が決まってから、制限時間3分のタイマーが自動でかかります。3分間で子どもたちは国語辞典を開いて言葉を調べて、言葉を書き込み、その言葉を選んだ理由をスクールタクトに入力してくれました。

最初は、「これがいちばんお題に合ってる」と決める審判は僕の役割でしたが、3問、4問…と続けていくうちに子どもたちがみんなが選んだ言葉を見て、「これ、いいね」と選べるようになったので、前のお題で選ばれた人が審判をしてくれるようになりました。
最後のお題は、「“い”から始まる“あやしいもの”を探そう」だったのですが、選ばれたのは「インターネット」でした。理由は、「ネットには個人情報がのっているから」ということで、みんなで納得して「おー、これはたしかにー」と言っていました。子どものこうした発想はすごくいいなと思いますし、こうしたことを繰り返すなかで、言葉の意味の幅広さを感じてもらえるのではないかと思っています。

夏休みで欠席者が多い日だったので、「2学期になったらみんなでやろうよ!」と何人かの子に言われました。こうしてゲーム形式で言葉にたくさん触れることができるのはおもしろいと思っています。
(為田)