2025年11月14日に京都教育大学附属桃山小学校にて、教育実践研究発表会が開催されます。研究主題は「社会とのつながりから思いをめぐらし 自己の課題を追究する子の育成 ―子どもが情動を自覚する情報デザイン―」です。

2025年10月29日に、京都教育大学附属桃山小学校をひさしぶりに参観させていただきました。前回の参観は2020年2月だったので、なんと5年半ぶりでした!5年半も経てば、学校もいろいろと変わるのは当然ですが、そのなかで京都教育大学附属桃山小学校が大事にしてきたことがどう続いているのか、どう変わっているのか、ということを自分なりに見ることができました。
この授業の様子は後日、レポートで公開する予定ですが、それよりも前にこの教育実践研究発表会で先生方の授業を見ることができます。
詳しくは、公開されているPDFで確認できますが、基調提案・提案授業・協議会テーマ・パネルディスカッションを以下で紹介します。
- 基調提案
- 社会とのつながりから思いをめぐらし自己の課題を追究する子の育成
―子どもが情動を自覚する授業デザイン―- 提案授業1
- 2年生:算数「かけ算」
- 4年生:国語「ごんぎつね」
- 5年生:社会「私たちの生活と工業生産」
- 6年生:そうぞう「世界から日本を見つめよう」
- 提案授業2
- 1年生:音楽「売り声をつくろう」
- 3年生:国語「ちいちゃんのかげおくり」
- 4年生:MC(メディアコミュニケーション)「プレゼンテーションで考えを伝えよう」
- 6年生:社会「江戸幕府と政治の安定」
- 協議会
- 国語:子どもが情動を自覚する国語科の授業デザイン
―文学作品の魅力を追究する国語科のパフォーマンス課題―- 算数:子どもが情動を自覚する算数の授業デザイン
―子どもの「したい」を引き出す算数のパフォーマンス課題―- 社会:子どもが情動を自覚する社会の授業デザイン
―子どもが心を動かす材とは何か パフォーマンス課題をとおして―- 音楽:子どもが情動を自覚する音楽科の授業デザイン
―生活科との合科的な指導によって学びの文脈をつくりだす試み―- そうぞう MC(メディアコミュニケーション):子どもの探究の価値と情報活用能力の育成
- パネルディスカッション
- 黒上晴夫 先生(関西大学 総合情報学部)
- 山本はるか 先生(滋賀大学 教育学部)
提案授業のラインアップを見ると、「パフォーマンス課題」が存在感があるなと思います。パフォーマンス課題がどのように「子どもが情動を自覚する授業デザイン」に繋がるのか、という授業設計を勉強したいと思います。
京都教育大学附属桃山小学校の子どもたちは、授業での意見のアウトプット(発表や作文、ディスカッションなど)がとても活発です。子どもたちが自己の課題を追究するようにデザインされた授業のなかで、彼らがどのように学んでいるのか、そういう場面をたくさん見て学びたいと思います。特に、パフォーマンス課題と、ふりかえりにどのように取り組んでいるのかが関心があります。
申し込みは、こちらのページでできます。申し込み締切は2025年11月9日23時となりますので、ぜひお早めに。
ぜひ、多くの先生方にご参加いただければと思います。僕も参加したいと思っています。現地でもしお会いできたら、意見交換をさせてください。一人で見るより、誰かと話し合いながら見るとより学びが多くなると思っています。
(為田)