2025年11月8日のYahoo!ニュースで、「AI作句の見分け困難 妖怪川柳コン今年で終了」というニュースを見ました。
本文を読むと、「人工知能(AI)の発達で妖怪川柳を簡単に作れるようになり、人間が考えた句と見分けることが難しくなったため」と書いてあったので、主催者である境港観光協会のサイトをチェックしてみました。
現在、第20回 妖怪川柳コンテストの作品を募集中ですが、誠に勝手ながら今回をもってコンテストを終了させていただくことにしました。
このコンテストは長年にわたり多くの皆様に楽しい作品を寄せていただき、水木しげるロードをはじめ境港市の観光振興に貢献してきたと思っておりますが、昨今の生成AIの普及により人の作品なのかAIの作品なのかの判断が困難となり、公正な審査をすることが極めて難しくなったというのが理由です。この状況を踏まえ、20回の節目をもってイベントを終えるという判断に至りました。
なるほど、と読みながら、生成AIで妖怪川柳を作ってもらったら、どんな川柳ができるのだろうと思って、Copilotで「妖怪をテーマにした川柳を10首、作ってください」と依頼したら、「古典的なものからユーモラスなものまで、幅広く詠んでみました」と10首を返してきました。
- ぬらりひょん 茶をすすりつつ 家主顔
- 一反木綿 夜風に乗って 洗濯中
- 河童来る きゅうりの香り 水の音
- ろくろ首 伸びた先には 恋の人
- 座敷童 笑う子供に 福を呼ぶ
- 天狗舞う 山のてっぺん 風まかせ
- ぬけ首が 夜の縁側 世を語る
- 雪女 溶けぬ想いを 胸に秘め
- 百目見て 隠し事など 通じない
- 妖怪も 働き方に 悩み中
よくできてるなあ、と感心して、これはたしかに人間と見分けがつかないかもな、と。「小学生が作った感じにしてください」と言ったら、小学生が作ったような川柳も瞬時に作ってきます。これを見ながら、ちょっと変えてみたりして完成した川柳は、生成AIが作ったものなのか、人間が作ったものなのか。これはもう、そういう区別をつけようとしても無駄なんじゃないかと思ったりします。

授業でこれを見せるか、伝えるか、そういうのはそれぞれの学校で事情が違うので考えればいいと思うのですが、先生方としては「こんな感じで生成AIが川柳をつくれる」ということは知っておいた方がいいと思います。というか、自分でプロンプトを入力してみるべきだと思います。
「すごい!」とも「便利だ!」ともちょっと違う、なんだか不思議な気持ちに僕はなりました…。
(為田)