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宮城教育大学附属小学校 授業レポート No.2(2025年10月17日)

 2025年10月17日に宮城教育大学附属小学校を訪問し、須藤なるみ 先生が担当する1年4組の国語「はっけんしたよ」の授業を参観させていただきました。この日の授業では、子どもたちが自分で発見してiPadで撮影したたくさんの写真から友達に紹介したい写真を1枚選んで、発見メモを書き込んでいく活動をしていました。

 子どもたちが自分で発見して撮影した写真に、鉛筆ツールを使って「形や色」「音」「大きさ」「動き」「さわった感じ」などを書き込んでいきます。須藤先生がショウリョウバッタの写真を大きく映して、「ショウリョウバッタのさわった感じ、書けそうな人、いる?」と子どもたちに問いかけると、子どもたちからたくさん手が挙がります。

 こうして、「どんなふうに発見メモを書くか」をみんなで一緒に練習してから、子どもたちは自分の写真に発見メモを書き込んでいきます。自分が撮影した写真だからこそ、どんな発見メモを書こうかなという工夫をするのが楽しくなると思います。

 「先生、写真が小さすぎて書きにくい」という声があがると、操作方法が分かる子がすかさず「かくだいしたらいいよ」「大きくして書くと書きやすいよ」と教えてくれていました。写真を大きく表示するやり方を教えてくれた子に、須藤先生は「さすが、コンピュータ名人!」と声を掛けていました。こうして、クラス内で教え合う文化ができているのがいいなと思いました。
 どんな機能でも、はじめてのときには時間をかけて操作方法を説明する必要があります。小学校1年生であれば、1回の説明ではなかなか覚えられずに、「これってどうすればいいの?」という質問が多く出てくると思います。そのときに、今回の授業のコンピュータ名人のように、教えてくれる子が教室の中にいるというのは子どもたちにとってとても良いことだと思いますし、先生方にとっても心強いことだと思います。

 子どもたちが発見メモを書き終わったら、「完了」ボタンを押して写真を保存してもらいます。これで、発見メモが書きこまれた写真が完成です。
 ここで須藤先生は、「みんなで立って、お友達の発見メモを見に行こう」と言います。こうしてみんなでわいわいと書いた発見メモを読み合うことは大事な時間です。他の人の書いた発見メモを読むことで、「あ、こういうふうに書いてもいいのか」と表現の幅が広がっていきます。写真の上の発見メモを読みやすいように字を太くしたり、字の色を変えたり、読みやすさの工夫を学ぶ機会にもなります。

 この後で、子どもたちが発見メモを書きこんだ写真をPadletで共有したそうです。教室の中で歩き回って、クラスメイトのiPadで写真を見るアナログな活動に加えて、それをPadletで共有することでデジタルでいつでも誰のものでも見られるようになっています。
 こうして、アナログとデジタルの両方で、子どもたちの学びの場面が広がっていく環境を須藤先生が作っているのだと感じました。

 No.3に続きます。

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(為田)