2025年10月17日に宮城教育大学附属小学校を訪問し、新田佳忠 先生が担当する5年2組の情報科「光のミュージアム ~インタラクティブアートにチャレンジ!」の授業を参観させていただきました。子どもたちは、グループでmicro:bitを活用してインタラクティブアートを作っています。

この単元の「単元のめあて」と「学習の計画」は、Googleスプレッドシートにまとめられて子どもたちも見られるようになっています。
単元のめあては、「センサを使って、インタラクティブアート(人の動きや音、環境に反応する作品)をつくってみよう!」「光や色、形、光を通す材質から想像を広げて、楽しみながら自分なりの作品を表現しよう!」の2つです。
子どもたちは単元の最初の2回の授業で、インタラクティブアートのイメージをもってもらうことと、練習課題としてセンサとLEDをmicro:bitを使ってプログラミングすることに取り組んでいました。その後で、子どもたちはどんな作品が作れそうかイメージを広げて、自分たちでアイデアを考え、「どんな仕組みがいいのか」「どうすればきれいに見えるか」ということをグループで話し合っています。
この日の授業では、自分たちで考えたアイデアを実現するためにさまざまな試行錯誤に取り組んでいました。グループごとに実現したいアイデアも違うし、アイデアを実現するための解決策も違います。新田先生は、各グループがどんなことを実現しようとしているのかを見守り、ときに一緒に考えていく、という形の授業でした。

「micro:bitでプログラミングをしよう」という課題ではなく、「インタラクティブアートを作ろう」という課題なので、子どもたちはmicro:bitだけでなくペットボトルの中に入れたり、水に反射させてみたり、リボンで飾ったり色を塗ったり、「光や色、形、光を通す材質から想像を広げて、楽しみながら自分なりの作品を表現しよう!」という単元のめあてに取り組んでいました。

新田先生は、micro:bitを活用してプログラミングを実践する授業として、「節電してみる」というような正解に近い解決法が限られるクローズドな課題ではなく、「自分たちなりのインタラクティブアートを作ろう」という課題を設定することで子どもたちがいろんな発想やいろんな解決法を考えて実装していける、オープンエンドな課題を出したいとおっしゃっていました。
オープンエンドな課題に取り組むからこそ、子どもたちが自分の得意なところでグループに貢献できると思いますし、時間を多くとれることでさまざまな試行錯誤ができるような授業になっていると感じました。
授業の最後にクラスで共有しているGoogleスプレッドシートにふりかえりを書きます。縦に1行ずつ子どもたち一人ひとりの名前が入っていて、横に1列ずつ授業の日付が入っています。それぞれの日付のところに、「学習感想(今回の活動を通して、感じたこと、学びになったこと、質問、次回取り組みたいこと)」を書くようになっていました。
新田先生は「良かったところと、反省を書く。次への見通しも書けるといいね」と子どもたちに伝えていました。「自分たちなりのインタラクティブアートを作ろう」という課題に取り組むなかで、子どもたちの試行錯誤の記録と「次はこんなことをやってみたい」という見通しが蓄積して可視化されるようになって、最後の作品と見比べられるようになると素敵だなと感じました。

(為田)