教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

授業づくりに使えるかも:文部科学省 中央教育審議会 教育課程部会 生活、総合的な学習・探究の時間WG(第3回)「総合的な学習・探究の時間に関する 目標・内容の構造化等について (前提となる諸論点の整理)」

 2025年12月26日に行われた文部科学省 中央教育審議会 教育課程部会 生活、総合的な学習・探究の時間ワーキンググループ(第3回)での「【資料1】総合的な学習・探究の時間に関する 目標・内容の構造化等について (前提となる諸論点の整理)」がとても素晴らしいと思って読みました。

 最初に「検討すべき論点」がまとめてあります。曰く、「「探究」という言葉に大きな社会的期待が寄せられる一方、「探究」について必ずしも十分な共通理解があるとは言えない側面もある」(p.2)と書かれています。そのうえで、以下の4つの検討項目が掲げられています。

  • 検討項目① 探究の概念に関わる整理
  • 検討項目② 「探究の質」の考え方
  • 検討項目③ 総合における探究と各教科の学びとの関係、探究のプロセスと様々な探究の在り方
  • 検討項目④ 教育課程における総合的な学習・探究の時間の位置付けや在り方

 この4つの検討項目を読んで、「そうね、難しいよね…」と思った先生は、ぜひ「【資料1】総合的な学習・探究の時間に関する 目標・内容の構造化等について (前提となる諸論点の整理)」のPDFを開いてその検討項目のところを読んでみてほしいと思います。
 このPDFは、検討項目の章扉ページ→具体的論点(案)→補足イメージ、というふうにページが構成されているので、まずは自分の興味のあるところから読んでみるのでもいいかと思います。もちろん、最終的には素晴らしくまとまっている資料なので最初から通しで読めたら絶対にいちばんいいですけど。

 僕は、検討項目③ 総合における探究と各教科の学びとの関係、探究のプロセスと様々な探究の在り方の補足イメージ4で示されていた、「様々な探究の在り方と探究のプロセスについて(イメージ)」がとてもいいなと思いました。

 探究は、「課題を発見して解決する」という方ばかりに行くけど、そういうのばかりが探究ではないのかもしれないな、と思っていたので、このイメージで「行動型(Action)」と「研究系(Discover)」と「創作系(Make)」の3つにイメージが広がるのはとてもいいなと思いました。

 こうして見ていて思ったのは、これって何だか大学生のときにゼミを選んだり履修登録をしたりするときに似ているかもな、ということでした。「行動型(Action)」にも「研究系(Discover)」にも「創作系(Make)」にも進める、途中で進路を変えたっていい、という感じが好きです。
 一方で、大学生のときはそうだったけれども、小学生・中学生・高校生くらいのときに、履修登録みたいな場面があったら自分自身はどうだったかな…?と思いながら読みました。

 このあたり、いま総合的な学習の時間を教えている先生方や、探究に児童生徒たちと取り組んでいる先生方とディスカッションしてみたいな、と思いました。

 探究についていろいろなことを考えるきっかけになる資料だと思いますし、先生方の授業づくりに活用できる部分も多いと思いますので、ぜひ読んでみていただきたいです。そしてぜひ、感想を僕とシェアしてください!よろしくお願いいたします。

(為田)