2025年10月30日に生駒市立俵口小学校を訪問し、牛丸智衛 先生が担当する6年1組の社会の授業を参観させていただきました。この日の授業では、「さかのぼると江戸時代からあったものとは?」というテーマを追求していました。

タクシー、判子、寿司、占い、塾などのイラストが並んでいるワークシートが、ロイロノート・スクールで子どもたち一人ひとりに配られます。子どもたちは、それらが江戸時代にあったかどうかを予想して、「あったと思う!」と「なかったと思う!」のエリアにイラストをドラッグして分けていきます。

一人ひとり自分のワークシートで予想ができたら、ロイロノート・スクールの提出箱へ送ってもらってから、グループで交流の時間をとります。お互いの予想を比べながら、どうしてそう考えたのかを伝え合います。
グループでの話合いをした後で、提出箱の「回答を共有」をONにして、クラスメイト全員の意見も読めるようにして、グループが違う人の予想を見る時間を作ります。

それぞれの予想を見合う時間をとった後で、牛丸先生は12メートルある絵巻物「熈代勝覧(きだいしょうらん)」をスクロールして見られる「熈代勝覧 日本橋ガイド」というサイトを紹介します。「熈代勝覧」は江戸時代の神田今川橋から日本橋までの大通りの様子を描いている絵巻物です。

子どもたちは自分のChromebookで「熈代勝覧」をスクロールして、描かれている江戸時代の町の様子を見ながら、ワークシートでした自分の予想が正しかったかどうかを確認していきます。

「熈代勝覧」の上には「1」から「35」までのボタンが用意されていて、クリックすると絵の解説文を読むことができるようになっています。例えば、「7」をクリックすると「印判所」の解説文が表示されて、そこに「江戸時代には、一般の人々も判子(はんこ)を用いるようになり…」と書かれているので、ワークシートの自分の予想を確認することができるようになっています。

こうして絵巻物などのデジタルコンテンツを自分の興味に合わせてじっくり時間をとって調べることができるのは、一人1台の情報端末があるからこそできることです。
今回の「熈代勝覧」でも、解説文が用意されていないところでも、絵を見ていろいろなことに気づく子どももいて、そこから興味関心が広がっていくこともあります。そのためにも、こうした時間をとってデジタルコンテンツを探求する活動が、授業のなかで行われることは大事だと思いました。
No.4に続きます。
(為田)