教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

葉山町立一色小学校 授業レポート(2026年1月19日)

 2026年1月19日に葉山町立一色小学校を訪問し、6年1組の子どもたちにプログラミングロボットRootを教材として使った授業をさせていただきました。2人で1台のRootを使ってプログラミングを体験する授業です。

 最初はプログラムの組み方を紹介して、一人ずつ実際にやってみる時間をとります。子どもたちは自分のChromebookでQRコードを読み込んで、SAM Labs「Learn to code with Root!」にアクセスします。僕から簡単にブロックを組み合わせる方法と、プログラムを実行して画面上でRootを動かす方法を説明して、すぐに実践してみます。
 その後で、2人に1台ずつRootを配って、ペアのどちらかのChromebookとRootをBluetoothで接続してもらいます。Rootの箱を開けてもらい、電源をつけてもらうとRootの目が光って音が鳴ります。この段階で、「かわいい!」と言ってもらえることが多いのはRootの特徴だと思います。ロボットに愛着をもって、動かしてみたいと思ってもらえることはプログラミングロボットを選ぶときには大事だなと思います。

 最初に6つのミッションが書かれたワークシートを配付します。最初の1と2のミッションは基本的な練習になっているので、「必ずやってほしい」と子どもたちに伝えます。3~6までのミッションは、「それぞれ違うブロックを使うので、読んでみて好きなものに挑戦してほしいし、全部やらなくてもいいです」と続けます。
 基本的なプログラミングのやり方とRootを動かす方法が伝わったら、そこからは「自由にいろいろと試して、“おお!”とびっくりするような、Rootの動かし方を考えてみてください」と言います。
 Rootは、いろいろと細かくブロックの機能を説明しなくても、「できた!」「動いた!」と面白がってもらえるので、授業開始からここまでをできるだけスピーディに進めたいといつも思っています。

 慣れてきたら、ペンを指してマットの上に線を引いたり、図形を描いたりもできるようになっていきます。最初に一気にたくさん説明するのではなく、少しだけ説明して、あとは子どもたちが「こうやったらおもしろそう」という工夫を自由にできる時間というふうに進めていきます。

 隣のペアとマットを並べて鬼ごっこみたいなルールを作って遊んでいる子たちもいました。こういう新しい楽しみ方を考えながら、「じゃあ、こういう動かし方はどうだろう?」と子どもたちが工夫していく様子を見るのが好きです。

 この日の授業で個人的にいちばん好きだったのは、Rootを使って○×ゲームをしていたペアです。自分でどこに○を描くか、×を描くかを決めたら、そこにRootを置いてペンで書いてもらうプログラムを作っていました。

 子どもたちの「こうやったらおもしろそうじゃない?」「先生、これ見て!すごくない!?」という声がたくさん聞こえたのがよかったと思います。
 プログラミングの授業は、子どもたちが楽しみながら(ときに悪だくみをしながら)、いろいろな工夫をするくらいの方が、モノづくりとしてのプログラミングを体験できると思っています。そのために、Rootを活用した授業をこれからも実践・サポートしていきたいと思っています。

(為田)