2025年12月3日に戸田市立笹目中学校を訪問し、平林篤人 先生が担当する特別支援学級「自主活動」の授業を参観させていただきました。この日の授業では「他の人のことを考えて答える、というめあてで、ぴったんこばらばらゲームをしましょう」と平林先生は生徒たちに言います。

ぴったんこばらばらゲームは、平林先生が出したお題に対して、全員で同じ答えにする(=ぴったんこ)か、全員で違う答えにする(=ばらばら)ことを目指すゲームです。
全員で同じ答えにするにしても、違う答えにするにしても、参加するクラスメイトみんなのことを考えないといけないようになっています。平林先生は、「みんなでなかよくやっていきましょう」と言ってゲームを始めます。
一人ひとり自分のChromebookでロイロノート・スクールを開いて、最初にみんなで練習問題に取り組みます。
平林先生が、「みどりのレストランで、ぴったり!」とお題を出します。すると、生徒たちが「緑のレストランだったらあれでしょ…」と言いながらカードに答えを書きます。答えを書いたカードを、ロイロノート・スクールで提出します。
全員がカードを提出できたら、平林先生が画面に提出箱を映して、結果をみんなで確認します。とても簡単なルールですが、結果がすぐにわかるので盛り上がります。生徒たちも楽しんで取り組んでいました。楽しいだけでなく、「ぜったい、これをみんな書くと思ったのに…」というふうにふりかえることもできていました。

その後も、「黄色い果物で、ばらばら」「赤い果物で、ぴったんこ」「甘いお菓子で、ばらばら」…というふうに問題は続いていきます。なかなか成功しません。
はじめて成功したのは、「かっこいい動物で、ぴったんこ」というお題で、みんなが「ライオン」を描いたときでした。「かっこいい動物と言えば、これでしょ…」とみんなで言いながらカードに書き込んでいました。
「ラーメンの味と言えば…で、ぴったんこ」のときには、残念ながらぴったんこにはなりませんでしたが、「みんな醤油って書くと思ったよ」「味噌、好きじゃん!なんで味噌じゃないの?」「いや、みんなは醤油かなと思って」というふうに、お互いのことを考えたからこそのすれ違いもありました。
平林先生は、こうした生徒たちのやりとりを聴いていて、「そう、そういう考え方が、今日できてほしいことだね」と言っていました。相手のことを考える、ぴったんこばらばらゲームをみんなで楽しむことができていました。
(為田)