2026年1月23日に東福岡高等学校を訪問し、髙橋清楓 先生が担当する国際教養コース 1年21組の生物基礎「ヒトの体内環境の維持」の授業を参観させていただきました。授業の最初に髙橋先生は、「私たちのからだは身のまわりの細菌やウイルスなどからどのように守られているのだろうか」という問いをプロジェクタで生徒たちに提示します。

提示した問いを生徒たちが考えている間も、髙橋先生はたくさんの資料をプロジェクタで映しながら解説していきます。免疫についての説明のところでは、漫画原作で映画化もされた「はたらく細胞」で登場している名前が多く出てきて、生徒たちとのやりとりが盛り上がっていました。

生徒たちは髙橋先生の解説を聴きながら、ロイロノート・スクールで配付されているプリントにいろいろな書き込みをしていきます。

授業の間、髙橋先生からは「考えてみよう!」という課題がいくつも提示されます。「けがをしてしまったとき、傷口が赤くはれることがある。これはからだでどんなことが起きているか」というように、普段の生活と生物の教科的な知識とを結びつけられるような課題になっています。
これらの問いについて、生徒たちが自分の言葉で書いてみるアウトプットの時間をもっと増やしてもいいかと思いました。さらに、生徒たちが書いた考えをロイロノート・スクールで提出してもらえば、お互いに読み合って、クラスメイトの書いた考えを参考にして、自分の考えをさらに書き直して再提出する、ということも可能になります。問いがおもしろいからこそ、生徒たちがどんなことを書くのだろう、というのが楽しみだなと感じました。

また、クラスメイトの書いた課題への回答文を髙橋先生が紹介して、「この書き方、すごくいいですね」と価値づけをするのもいいと思います。このような授業を繰り返していくと、先生を通さずともお互いに読み合って、「こういうふうに書けばいいのか…」と自学できるようになることも期待できますし、論述の基礎的なトレーニングにもなるのではないかと思います。

東福岡高校 国際教養コースの生徒たちは、発信を楽しんでいる雰囲気があると思ったので、発信する機会をさまざまな教科でどんどん作っていくといいなと感じました。

No.4に続きます。
(為田)