教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

新年度に考える:学校をアップデートするために自分たちにできる「何か」を横に広げていきたい

 2026年3月は、日本経済新聞「私の履歴書」の執筆者が村木厚子さんで、毎回おもしろくて初日からずっと読んでいました。3月29日付の紙面で、NPOを支援している学者に教えてもらった「0を1にするのはNPOの仕事。1を10にするのは学者の仕事。10を50にするのは企業の仕事。50を100にするのは公務員の仕事。」という言葉が書かれていました。
 この言葉がとてもいいなと思ってSNSに投稿したら、Threadsですごくたくさんの人にリアクションをもらいました。自分のThreads史上最多です。

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 たくさんの人から賛否両論、コメントをいただきました。いろんな人のコメントを読んで、そりゃいろんなお仕事をしている人がいるし、いろんな企業人や公務員との実際に仕事を一緒にした体験もあるだろうし、それぞれの立場でこの言葉を読むわけだから、僕の投稿があまりに単純だったな…と反省をしました。

 僕は仕事としている教育の分野にひきつけてこの文章「0を1にするのはNPOの仕事。1を10にするのは学者の仕事。10を50にするのは企業の仕事。50を100にするのは公務員の仕事。」を読みました。
 新しい教材やコンテンツやカリキュラムなどを使った教育実践は、いきなり大きく広がることはなくて、最初は小さく誰かが始めます。一人の先生のこともあるし、ベンチャー企業なこともNPOなこともあると思います。そうした教育実践を学者や有識者が価値づけて、属人的だったものを横展開できるように理論を実装して、それが市場に広がるように企業がビジネス化して…このあたりまで来て、「なかなか良い教育実践じゃないか」となって教育委員会や文部科学省がしっかり予算をつけて広く横に広げる、というふうになったらいいな、と思ったのです。

 もちろん、そううまくいくことばかりではない事例も見てきたわけですけど、こういう広げ方ができたらいいなと思っています。そして、自分たちの仕事がこの「0を1にするのはNPOの仕事。1を10にするのは学者の仕事。10を50にするのは企業の仕事。50を100にするのは公務員の仕事。」のなかのどのあたりに属しているのだろう、ということを考えながらやりたいな、と思っています。
 学校をアップデートするために自分たちにできる「何か」(それは良い教育実践だったり、教材だったり、考え方だったり…)を横に広げていくことで、先生方のお役に立ちたいな、と思っています。今日から新年度。頑張っていこうと思います。

(為田)