教育ICTリサーチ ブログ

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学校DXに役立つかも:文部科学省 国立教育政策研究所 教育データサイエンスセンター「公教育データ・プラットフォーム」

 文部科学省 国立教育政策研究所 教育データサイエンスセンターが、2026年3月23日に「公教育データ・プラットフォーム」をリニューアルしました。⽂部科学省や国⽴教育政策研究所等が実施した教育分野の⾃治体‧学校等の状況に関する調査データや研究成果‧取組事例がここに集約されています。これまで試行版として運用されていましたが、その運用状況も踏まえながら今回コンテンツの改善や増強が図られて、リニューアルされたものです。

 サイトにアクセスしてみると、「データで見る日本の教育」「統計・調査カタログ」「研究成果・事例カタログ」「教育データ活用講座」の4つのコンテンツが並んでいます。

データで見る日本の教育

 「データで見る日本の教育」のページは、このブログで2026年2月11日に紹介したコンテンツが、今回のリニューアルで「公教育データ・プラットフォーム」のなかに位置づけられたものです。リニューアルに伴い、「全国学力・学習状況調査」のページに加えて「学校基本調査」のページが新しく追加されています。

 「学校基本調査」では、2000年度以降の「児童生徒数の推移」「教員数の推移」「学校数の推移」を学校種別に確認できます。最近問題の教員数の推移をグラフでちょっと見てみました。スプレッドシートのデータやPDFのデータをリンクして自分でグラフを作る、というのではなく、サイトのなかですぐにグラフが見られるのは便利だと思います。より詳しく見たければ、元データにあたることもできます。

 この他にも、「全国学力・学習状況調査」では、既に公開されていた質問調査の結果を一覧できるツールに加えて、児童生徒質問と学力のクロス分析結果を見られるツールが新たに公開されたようです。いろいろとデータを見てみたくなるページです。
 こうして可視化されたデータで「どのようなことを調べた調査なのか」が一目で分かり、それを見てより詳しく掘り下げたいと思った人は、どこを見れば詳細なデータを入手できるのかがすぐに分かるので、便利だと思います。
 他にも重要な教育関係の調査はあると思うので、「データで見る日本の教育」の対象となる調査が今後増えることを期待したいと思います。

統計・調査カタログ

 「統計・調査カタログ」のページには、国が実施した教育に関する統計・調査の結果データのリンク集が掲載されています。掲載データ数は2026年3月23日時点で「143点(再掲を含む)」となっています。「統計情報」「幼児教育」「小学校、中学校、高等学校」「大学・大学院、専門教育」「特別支援教育」「学校保健、学校給食、食育」「学校安全」などのカテゴリーが並んでいて、クリックするとそのカテゴリーに属する調査一覧が表示されます。文部科学省が取り扱っている領域の広さを感じます。

研究成果・事例カタログ

 「研究成果・事例カタログ」のページには、国立教育政策研究所や文部科学省による教育に関する研究成果や事例集が掲載されています。掲載データ数は2026年3月23日時点で「515点」となっていて、カテゴリーを選べるようになっています。
 「統計情報」や「教育に関する基本的政策」というふうにまとめられていて、それぞれ「研究成果・事例集等の名称」で並んでいるので、興味あるテーマを探しやすいように思いました。

教育データ活用講座

 このブログで2026年3月18日に紹介した「教育データ活用講座」のページも、今回のリニューアルで「公教育データ・プラットフォーム」の中に位置づけられたようです。

まとめ(というか、感想)

 教育に関するいろいろなニュースや言説については、センセーショナルな数字やすごく特徴的な数字が大きく取り上げられることが多いですが、今回の「公教育データ・プラットフォーム」で公開されているようなデータにアクセスしていろいろなディスカッションができるようになったらいいと思います。

 また、個人的にはここで出ているさまざまなデータや調査結果と、現場の先生方の肌感覚や知見が交わるような形になればいいなと思っています。そうした活用方法が何かできないか、自分自身でもいろいろと興味のあるデータを見るところから始めようと思います。

(為田)