2026年2月6日に山形市立第九中学校を訪問し、池田皓太郎 先生が担当する2年3組の英語の授業を参観させていただきました。この日の授業では、「Unit Activity ~来日したら一度は行くべき世界遺産 10選~」という、日本の世界遺産を外国人に紹介するガイドを英語で作るアクティビティに取り組んでいるところでした。
池田先生からクラスのTeamsで「ただの調べ学習にしてしまうのではなく、“誰に向けて”書かれているのか、“意図・目的”は何か、読んだ人に“どうしてほしいのか”を考えて、自分の書いた作文を再確認してください」ということが書かれていましたが、あらためて授業の最初にも口頭で生徒たちに伝えられました。

生徒たちは、英語で観光ガイドを書いたら、Teamsの共有フォルダに保存します。生徒が共有フォルダに提出した原稿を池田先生が読んで、「be located inの表現を使ってみましょう」というふうに赤字で添削コメントを書き込んでいきます。その赤字で書かれたコメントを読んで、生徒は英文を推敲していきます。

授業中にGoogle翻訳を使っている生徒が多いのが印象的でした。池田先生は授業中に各種翻訳ツールを使うことを認めていますが、最初に生徒たちに伝えていた「翻訳はすべてではない。自分の言いたいことのすべてが翻訳に出てこないこともあるよ」という言葉がとても大事だなと思いました。翻訳ツールは便利なツールとして使うのであればいいが、代わりに書いてもらうために使うのではない、ということが伝わる気がしました。
生徒たちの画面を見てみると、「日本語→英語」でGoogleに翻訳してもらっている生徒たちよりも、「英語→日本語」でGoogleに翻訳をしてもらっている生徒の方が多かったように思います。みんな自分なりに英作文をしてみて、それを日本語に直して、きちんと英文が正しいものになっているのかを確認しているようでした。こうした使い方がクラスで広がっているのもいいなと思います。

授業中に一人の生徒から「先生、これ何行くらい書けばいいですか?」という質問が出たときに、池田先生は「最終的に自分の言いたいことが言えるまで」と答えていました。
日本の世界遺産を外国人に紹介する観光ガイドを作る、というシチュエーションが設定されているからこそ、生徒たちにとっては「どんな英文を書けばいいのか」を実践的にチャレンジできるようになっているな、と感じました。

No.4に続きます。
(為田)