桃山学院大学の木村明憲 先生から、『超やさしい自己調整学習の進め方』をお送りいただきました。木村先生、ありがとうございます。「自己調整学習」という言葉は学校界隈でよく聞くようになってきているなと思うものの、自分自身ではまだちゃんとわかっていないような気がしています。僕が読みながらとった読書メモを共有します。「超やさしい」と書かれているとおり、いろいろ具体的に書かれているので、ぜひ手に取ってみてください。
最初に「自己調整学習」とは何か、というところをメモしました。
自己調整学習とは、子どもたちが学習に取り組む際に、自らの行動や感情を確認し、調節(メタ認知)することを指します。(p.17)
そのうえで、具体的には、「行動の調整」と「感情の調整」の2つが大事だ、ということが書かれていたのでまとめました(p.17)。
- 行動の調整
- 自分がどのようにすれば学習内容を理解することができるのかを考え、学習の進め方(方法)を決めたり、修正したりすること。
- 自分に合った学習の環境を選択すること、学習活動の時間配分を決めること、学習に行き詰まった際に助けを求めることも含まれる。
- 感情の調整
- 学習に対する興味(動機づけ)や、学習に向き合っている気持ちの動き(情動)について考え、調整すること。
続いて、「自己調整のレベル」が4段階で紹介されています。これもまとめてメモします。
自己調整のレベル4段階(p.18)
- 観察レベル:
教師が示す見本・教材等の記述や、周りで共に学ぶ仲間の様子を観察する。- 模倣レベル:
教師が示す見本・教材等の記述や、周りで共に学ぶ仲間の様子を模倣してやってみる。- 自己制御レベル:
学習の調整を促すことを目的として作られた教材などを型として活用し、自分を制御する。- 自己調整レベル:
これまでの観察・模倣・制御の経験を活かし、自らを調整する。
後半の第4章は、「よくある「困った!」を解消 難しい場面での指導と支援」となっていますので、これから自己調整学習を実践できる授業をつくっていこうという先生方の参考になりそうだと思いました(校内でGOサインを得るためにこういう視点は大事だと思います)。
(為田)
