教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

「獺祭」っていう言葉が好きです(日本酒だけじゃなく)

 こないだDainさんの『わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる』という本を読みました。「1章 本を探すな、人を探せ」では、人が紹介した本を読むのがいちばんだ、ということが書かれていました。僕も読む本のほとんどが、信頼できる友人とSNSを通じて信頼している人(会ったことない人も含めて)が薦めてくれた本です。
 「2章 運命の一冊は、図書館にある」では、図書館がものすごく便利に使える知の集積場だよ、ということが書かれていました。子どもたちにとって、学校図書館や地域の図書館もそうした場になればいいなと思いました。

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 この『わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる』では、本に出会う方法以外にも、いろいろな本が紹介されていました。そのなかの一冊の紹介文のなかで、「獺祭」というアイデアを広げていく手法について書かれているところがありました。

インキュベーションの仕込みとして「獺祭」という手法がある。かわうそが捕えた魚を自分の周囲に並べる様子を、ちょうど神に供えているようだとして「獺祭魚」と呼び、転じて詩文を作るときに書を広げ散らかして想を練ることを「獺祭」というそうな。これ、私も実践している。畳の上に資料を並べ、あれこれ入れ替えてるうちに、着想することがよくある。散らかした資料の上を、物理的に転げ回ることで、アイデアがつながっていく。(p.360)

 「獺祭」というと日本酒が浮かぶかもしれませんが、日本酒の名前の由来でもあるようです。
 ここまで読んで、「そういえば、獺祭って杜氏さんがやめちゃったのをきっかけに科学的な手法で開発したんだっけな…」、とぼんやり思い出したのですが、自信がなかったので、Copilotに「ベテランの杜氏さんが辞めてしまった後、科学的な手法を導入して立て直した酒蔵、なかったっけ?」と質問してみたら、やはり獺祭でした。こういううろ覚えのことを調べるのにCopilotは便利で助かります。Notionでつけている読書メモを検索しても出てこなかったので、助かりました。

 Wikipediaで詳しく調べてみたら、2025年6月から会社名も「株式会社 獺祭」になっているのでした。

dassai.com

 今回、ひょんなことから「獺祭」の意味を知ったのですが、すごくいい言葉だな、と改めて思いました。詩文を作る際に多くの資料を広げ散らかす、というところから、正岡子規も「獺祭書屋主人」と号しているそうです。
 カワウソが魚を自分の周りに広げるように、子どもたちがいろんな資料を広げ散らかして、アイデアを練って、作文やプレゼンを推敲する、そんな姿を僕は学校の教室で見たいな、と思っています。自分で授業を設計するとき、授業をするときの1つのキーワードとしたいなと思いました。

(為田)