
この教育ICTリサーチ ブログでは2026年6月6日現在、883本の授業レポートを公開しています。このブログでいちばん力を入れて僕が書いているのは、間違いなく授業レポートです。
たくさんの先生方に授業を参観させていただいて、授業レポートを書けています。本当にありがとうございます。そして、読んでくださっている先生方もありがとうございます。
忙しい先生方にとって、他校に授業参観に行くことは簡単なことではないと思います。だからこそ、他校で他の先生方がどんな授業をしているのか、子どもたちがどんなふうに学んでいるのかをお伝えしたいと思っています。
あらためて、授業レポートを書くときに気をつけていることを自分のためにも書き起こしておこうと思います。これが100%でないとしても実現できていて、先生方の役に立っていればいいな、と思います。
授業の最初から最後までを書く
授業レポートを書かせていただくときには、基本的には1時間の授業を最初から最後まで、ずっと参観させていただくようにしています。最初から最後まで見ないと、先生の授業のねらいがわからないからです。それと、ICTを使っているところだけにフォーカスして書くのではなく、ICTを使っていない時間も含めて授業全体として書きたいと思っています。
最初に提示した学習のねらいに、子どもたちがどんなふうに取り組んで、どんなふうにわかっていくのかを見たいからです。最初に提示した問いに、子どもたちがどんなふうに問いを深めていくのか、どんなふうに問いを広げていくのかを見て、授業レポートのなかで伝えたいと思っています。
できるだけ具体的なやりとりも伝える
授業の中で実際に先生が言った言葉も、できるだけ具体的にそのまま授業レポートに入れたいと思っています。先生からの問いかけに対して子どもが答えた言葉や子どもがつぶやいた言葉も、聞きとれる限りできるだけそのまま子どもたちの言葉をそのまま授業レポートに入れたいと思っています。
授業レポートを読んだ先生方が、「ああ、こういう反応するんだ」「うちのクラスだと、こんな感じになるかな…」というふうに具体的に想像をしてほしいなと思っています。
「この授業が正しい」を書きたいわけでなく、選択肢を増やしたい
授業レポートを書くときには、「こういう授業が正しい」ということを書きたいわけではありません。たとえ同じ学年・教科・単元で同じICTのツールを使っていても、唯一絶対の「正しい」授業というのがあるわけではなく、それぞれの学校・クラスによってそこに「適した」授業の形があるのだと思っています。
だからこそ、僕が書いた授業レポートを読んでそのまま同じ実践を試してもらうのはうれしいですが、もっとうれしいのは、「うちのクラスだったら、こうやったらもっといいかも」と先生方が実践を応用してくれることです。
そうしてどんどん先生方の授業づくりの選択肢が増えていったらいいなと思っています。
これからもがんばります!
自分が書いている授業レポートについてふりかえる機会があったので、授業レポートを書くときに考えていることを文章にしてまとめてみました。実現したい方向へ向けて、これからもがんばっていきたいと思います。
授業参観をこれからさせていただきます先生方、どうぞよろしくお願いいたします。
(為田)