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淑徳小学校 淑徳アルファ カズトロジー 授業レポート No.1(2025年11月~2026年1月)

 弊社フューチャーインスティテュートは淑徳小学校放課後クラブ「淑徳アルファ」内で、コンピュータを使ってさまざまな活動を行う授業「カズトロジー」を実施しています。1年生のクラスでは、2025年11月から2026年1月にかけて全3回の授業で、ローマ字入力で自己紹介をしてもらいました。

1回目:はじめてのローマ字入力

 淑徳小学校では一人1台のiPadを正課の授業で使っていますが、カズトロジーの授業で使うのはコンピュータ教室にある共有のWindows端末です。カズトロジーに参加する1年生は、4月の最初の授業で、マウスの動かし方、キーボードを使ってのログインとログアウトを習って、それからだんだんマウスをドラッグして画面上のオブジェクトを動かしたり最大化したり、ということができるようになっていきます。カズトロジーの1年生の授業は隔週で行われているのですが、2学期になるくらいには子どもたちはマウスの操作にもすっかり慣れています。

 今回の「じこしょうかいをしよう」という授業で「目の前にあるキーボードを使って、自己紹介をしてみましょう」と伝えると、子どもたちからは「やったー!」という声があがります。毎回の授業でログインするときにキーボードは使っていますが、ほとんどの子は日本語入力をするのははじめてです。子どもたちは新しいことにチャレンジするのがみんな大好きです。

 カズトロジーでは、1年生のこのタイミングでローマ字入力を教えます。最初に、スクールタクトでテキストボックスを出して、どうやってキーボードでひらがなを入力するのかを説明していきます。キーボードの写真をスクリーンに映して見せながら、日本語に変えるのに「半角/全角」ボタンを押すことを伝えます。

 キーボードに書かれているひらがなを押しても、そのまま出ないことを伝えて、ローマ字表を使ってスクールタクトに書きたいひらがなを探して、そこにあるアルファベットをキーボードで押してみましょう、ということを伝えます。
 子どもたちに、「“た”って書きたかったら、“TA”と2文字ボタンを押すと、“た”が出ますよ」という説明をすると、淑徳小学校の子どもたちは英語の授業でアルファベットを使っているので、「知ってる!」という子もいます。
 「自分が書きたい文字をローマ字表で探して、キーボードで自分の名前を書いてみましょう」と伝えて、ローマ字表を一人1枚ずつ配ります。子どもたちはローマ字表と画面とキーボードを順に見ながら、名前を入力していきます。最初は時間がかかりますが、たっぷり時間をとって自分たちなりにキーボード入力をしてもらいます。
 自分の名前が書けた子には、さらに好きな食べ物や好きな動物などを自由に書いてもらいます。長い文章でなくても、単語でもいいので、テキストボックスをどんどん作って書き込んでもらいます。

 毎年、「“が”って、どうやってうつの?」というような質問が多く出ます。そう言って手を挙げている子どもの画面を見ると、“か”がすでにテキストボックスに入っていて、濁点だけをつけ足そうとしています。「最初から、“だ”をローマ字表で探して、“DA”って打ったら出るよ」と伝えると、「そうなんだ!」と言います。このあたり、鉛筆でノートに字を書くときとは全然違う考え方なのですが、子どもたちはすぐに慣れていくように思います。

2回目:漢字変換・カタカナ変換の紹介

 2回目の授業では、前回の授業で説明したローマ字入力モードへの切り替えを復習してから、漢字変換(カタカナ変換)の方法を教えます。「知っている漢字は使いたい」「好きな動物をカタカナで書きたい」と思っている子どもたちのモチベーションに応える形で、キーボードを映して「スペースキー」の場所を紹介して、スペースキーを押して漢字やカタカナに変換することを説明します。
 子どもたちは、自分の名前は漢字で書きたい、ということが多いので、自分で変換をするのは大変ですが、「キーボードで入力したい!」という子どもたちの思いに応えるのがいちばん練習につながるので、サポートしながらやってもらいます。

 みんな、いろんなことを書いていきます。オブジェクトの移動や拡大・縮小、オブジェクトに色を塗るなどの操作はこれまでにやっているので、自分で応用して色を変えたり、入力した文字を並べ替えたり、ということを子どもたちは自由にしていきます。細かいことは注意しないで、とにかく子どもたちが入力したい言葉や文章をどんどん入力してもらっています。

3回目:自己紹介の完成

 最終回になる3回目の授業では、最初にみんなが書いているワークシートを一緒に見ます。がんばってたくさん書いている子やおもしろい取り組みをしている子のワークシートをみんなに共有します。できるだけ、「あ、おもしろい。自分でもやってみよう」と思えるようにしたいと思っています。
 楽しいことばかりになってしまうと、自分以外の人が読んだらなんだかわからなくなってしまうので、「自分が書いた自己紹介を読んだ人が、この人はどんな人なのかというのがわかるようにしてくださいね」というポイントは最後にもう一度伝えます。

 共同閲覧モードをONにして、他の人の書いている自己紹介も見られるようにします。「つい他の人を見る方に一生懸命になってしまって、自分の自己紹介が書き終わらない、ということがないようにしてくださいね」ということも伝えます。
 クラスメイトが書いていることに刺激を受けて、「自分もやってみたい」と思えるのは教室に集まって授業を行う良さなので、ローマ字入力にはじめて取り組む授業だからこそ、そうしたところも大事にしたいと思って行いました。

 No.2に続きます。

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(為田)