教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

葉山町立長柄小学校 授業レポート No.1(2026年7月1日)

 2026年7月1日に葉山町立長柄小学校を訪問し、難波暁暢 先生が担当する6年1組の理科「人やほかの動物の体のつくりとはたらき」の授業を参観させていただきました。この日は単元の最後にするテストの前だったので、子どもたちは臓器の名前と働きをまとめて単元の学習をふりかえっていました。

 難波先生はロイロノート・スクールで子どもたちに、臓器の名前と働きをまとめたワークシートを配付します。ワークシートに書かれているキーワードや説明などがロイロノートのカードで付箋を貼ったように隠されているので、子どもたちは教科書を見ながら隠れているところを確認していきます。

 ロイロノート・スクールで配布されたワークシートの内容を確認するために、教科書をじっくりと読んでいる子どもたちが多かったのが印象的でした。
 子どもたちがワークシートをまとめ終わるタイミングで、大型モニターにワークシートを映しながら難波先生が子どもたちと一緒に内容を確認していきます。

 教科書の内容のまとめができた後の時間で、子どもたちは次回の授業で行う単元のふりかえりテストのための勉強を各自で進めていきます。
 子どもたちは教科書やプリントだけでなく、いろいろな教材のなかから何を使って勉強するのかを自分で選んでいました。この日は、たまたまトラブルがあってミライシードにログインができずデジタルドリルが使えなかったのですが、「それならば他の物を」と子どもたちがすぐに切り替えて学習を進めていました。

 AIを使って、「理科6年生 『人やほかの動物の体の作りと働き』の問題だして」と入力すると、○×問題や選択問題、穴埋め問題などが出題されました。回答を入力して送信すれば採点と解説もしてくれます。解説や応用問題もどんどん出してくれる学習のパートナーとして、AIを活用している様子がうかがえました。こうして、AIを勉強相手として活用する経験ができているのはいいことだと思います。
 AIを使えば問題を出してくれることは知っているけれど、どうしたらいいかわからない子もいたので、難波先生が「AIに問題を出してもらうんだったら、“小学校6年生”とか入れないと、すごい難しい問題も出てきちゃうよ」というふうにコツを教えていました。

 その他には、Kahoot! にアクセスして、小学校6年生の理科の問題を自分で探して解いている子もいました。Kahoot! は先生が問題を用意してクラス全体で使うというケースが多いですが、この子のように学習コンテンツとして一人で使うこともできます。

 他に、「あそんでまなべる 人体パズル (ウェブ版)」を使って学習している子もいました。たくさんの臓器をドラッグして正しい位置に配置するのですが、なかなか難しそうでしたが、とても楽しそうに取り組んでいました。

 授業の最後に、子どもたちはロイロノート・スクールでふりかえりのカードを書きます。難波先生は、「知識の花」「技の花」「考え決める花」「伝える花」「学びにつながる葉」などのタイトルが入ったカードを用意していて、子どもたちは自分が書きたいふりかえりの内容に合わせてカードを選んで、自分のノートにコピーします。

 タイトルに「知識」や「技」「考えを決める」「伝える」などのキーワードが入っていることで、ふりかえりを書き始める助けになっているように思いました。

 No.2に続きます。

blog.ict-in-education.jp


(為田)