教育ICTリサーチ ブログ

ICTを教育にどう活用できるか、現場目線でリサーチします。

192Cafe 公開イベント #1 私立小が創る未来の学び ~競争時代から共創時代へ~ レポート No.1(2019年1月19日)

 2019年1月19日に、聖徳学園中学・高等学校にて、192Cafe 公開イベント #1 私立小が創る未来の学び ~競争時代から共創時代へ~を開催しました。為田は、192Cafeに事務局として参加をしています。多くの方に参加していただいたこのイベントでは、SNSでの積極的な発信を推奨しており、僕も会場からできるかぎり、Twitterにて実況をしましたので、その様子をまとめてレポートしていきたいと思います。
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 この192Cafeを立ち上げた、吉金佳能 先生、加藤朋生 先生によるオープニングは、このコミュニティの明るい雰囲気を方向づけたと思いました。

 コンセプトムービーを紹介された後で、「私立小は学びを創る最先端の場」である、という力強い宣言がされました。
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 コンセプトムービーを紹介するときに、少しトラブルがありましたが、このときに隣にいた次の登壇者の山中先生と、「ICTあるあるだ…」と笑っていたら(慌てず、そういうことはありえることだ、くらいに思いましょう)、吉金先生と加藤先生が、「ICTは、いつも(I)、ちょっと(C)、トラブル(T)」と笑いにしていました。宝仙学園小学校では、ICTは、「いまから(I)、ちょっとずつ(C)、使おうよ(T)」だといっていたそうです。とても前向きな使い方でいいな、と思いました。

 まさにそうしたコラボのための最初の一歩とするべく、今回のイベントを企画しました。以下に今回のプログラムを掲載しておきます。

■第1部

  • 13:30-13:45
    • Opening(宝仙学園小学校 吉金 佳能/加藤 朋生)
  • 13:50-14:40
    • iPadが拓く未来の学び ~「遊び道具」から「空気のような存在」へのドラマ~(さとえ学園小学校 山中 昭岳 教諭)
  • 14:50-15:15
    • Programing×Learning by Making=Creativity ~1人1台のロボットを自由に製作する小学校の授業~(加藤学園暁秀初等学校 中原 悟 教諭)

■第2部

  • 15:30-15:50 分科会1 [ Program A/B/C ]
    • Program A「映像×ICTでチームを創る」(榎本 昇 教諭 [森村学園初等部])
    • Program B「ICT活用の道しるべ 互いに評価するプレゼン」(田中 栄太郎 教諭 [日本女子大学附属豊明小学校])
    • Program C「ICTで実現!発表したくなる英語授業」(人見 礼子 教諭 [昭和女子大学附属昭和小学校])
  • 16:00-16:20 分科会2 [ Program D/E/F ]
    • Program D「これからの時代に求められる人材の育成と新たな学びの試行錯誤(IB PYP認定校での学びから)」(峰岸 巧 教諭 [開智望小学校])
    • Program E「学びは変わる〜小学校における1 to 1導入~」(龍 達也 副校長 [敬愛小学校])
    • Program F「最小限の投資で最大限の教育効果を」(中林 宣顕 教頭 [箕面自由学園小学校])

■第3部

  • 16:30-16:50
    • 中高でチャレンジしているICT(聖徳学園中学・高等学校 品田 健 教諭)
  • 16:50-17:00
    • Closing(フューチャーインスティテュート株式会社 為田 裕行 氏)

 このイベントの豪華な登壇者、そして豊富な実践事例は、参加者に大変評価をしていただきました。次回から、このプログラムの中から、為田が参加したものについて、会場から実況したTwitterをもとにレポートしていきます。

 No.2に続きます。

(為田)

先生のための教育ICT冬期講習会2018@仙台 レポート まとめ(2018年12月15日)

 2018年12月15日に、NTTドコモ東北支社にて、「先生のための教育ICT冬期講習会2018@仙台」を開催しました。当日、会場からTwitterで実況していたものを、再構成していきます。

 No.1は開会の挨拶と、小金井市立前原小学校の松田孝 校長先生によるホームルーム(朝の会)をレポートしました。
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 No.2~No.7までは、模擬授業のレポートです。1時間目は、小学校算数。富谷市立明石台小学校の齋藤裕直先生が担当です。
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 2時間目は、小学校理科をレポートします。富谷市立富谷小学校の金洋太先生が担当です。
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 3時間目は小学校音楽。担当するのは、フューチャーインスティテュート株式会社 佐藤靖泰 さんです。
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 4時間目は小学校国語。担当するのは、福島県新地町立福田小学校 國分伸志 先生です。
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 5時間目は中学校社会科。担当するのは、仙台市立広瀬中学校の齋藤純 先生です。
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 6時間目は中学校英語。担当するのは、NTTドコモ榊原拓矢 先生です。
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 No.7では、参加者アンケートをまとめてレポートしました。
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 模擬授業形式でICTをどう活用できるかを知ることができると、高評価をいただきました。まだお読みになっていない方は、この機会にぜひどうぞ。

(為田)

【メディア掲載】月刊私塾界 1月号発刊

 月刊私塾界 1月号がオフィスに届きました。特集は「編集部が選んだ 2018年重大ニュース 注目のキーワード2019」です。2019年のキーワードの中にも、オンライン学習、EdTech、教育のブロックチェーンなどが並んでいますが、月刊私塾界の誌面にも、デジタル教材を活用している塾が多く登場するようになってきたと感じます。
 ICT CONNECT 21のEdTech推進SWGでの活動についても、スタートの準備をしていますが、こうした動きをどんどん加速して、子どもたちの学びに多様性をもたらせるように、2019年も頑張っていきたいと思います。
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◆ ◆ ◆

 また、為田の連載も掲載されています。第46回、10月から11月の記録です。早稲田大学の井上先生のゼミに参加させていただいたり、京都教育大学附属桃山小学校の研究発表会へ行ったり、私塾界リーダーズフォーラムでのモデレーターをしたのもこの頃でした。
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(為田)

授業で使えるかも?:「The Future of Work: Will Our Children Be Prepared?」

 YouTubeのチャンネル「What School Could Be」で、「The Future of Work: Will Our Children Be Prepared?」という動画がアップされました。
www.youtube.com

 新しいテクノロジーによって、産業がどのように変わっていくのかということが、短いイメージ動画としてまとまっています。個人的には、3Dプリントで家が24時間で建つ事例などが印象的でした。
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 最後の方には、先日戸田市のプレゼンテーション大会で使ったネタも入っていました。未来を考える授業の取っ掛かりとできると思いますし、キャリア教育にも使えそうです。

(為田)

やってみた:ストレングス・ファインダーで出る、自分の強い資質

 トム・ラス『さあ、才能<じぶん>に目覚めよう』を読みました。この本には、Webサイトで行うテストへのアクセスコードが付いていて、ストレングス・ファインダーというテストを受けることができます。ストレングス・ファインダーは、人が持つ34の資質のなかから、自分の「TOP5の資質」を教えてくれます。
 34の資質は、アレンジ、運命思考、回復志向、学習欲、活発性、共感性、競争性、規律性、原点思考、公平性、個別化、コミュニケーション、最上志向、自我、自己確信、社交性、収集心、指令性、慎重さ、信念、親密性、成長促進、責任感、戦略性、達成欲、着想、調和性、適応性、内省、分析思考、包含、ポジティブ、未来志向、目標志向です。
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 テストを受けてみての、僕のTOP5の資質は「学習欲」「収集心」「内省」「自我」「目標志向」でした。それぞれの資質には、それぞれ10項目の「行動アイデア」と3項目の「その人の活かし方」が解説されています。自分の強い資質の興味深いところをメモ。自己評価としては、「そうそう!」と思うところが非常に多いのです…。

  1. 学習欲
    • 概説
      • 学ぶことが大好き。最も関心を持つテーマは、学ぶ「プロセス」。
      • 何も知らない状態から、着実で計画的な過程を経て、能力を身に付けた状態に移行することでいきいきとします。
      • 短期プロジェクトへの取り組みを依頼されて、短期間でたくさんの新しいことを学ぶことが求められ、そしてすぐにまた次の新しいプロジェクトに取り組んでいく必要のあるような、活気にあふれた職場環境のなかで力を発揮します。
      • 必ずしもその分野の専門家になろうとしているとか、専門的あるいは学術的な資格に伴う尊敬の念を求めていることを意味するわけではない。
    • 行動アイデア
      • 学び方を工夫してみよう。
      • 学習の進捗度を記録しましょう。
      • 変化を起こす人になりましょう。新しいことから吸収したいというあなたの意欲は他の人たちの懸念を和らげ、彼らを行動へと促します。この責任を担いましょう。
      • 詳細がよくわからない状態でも尻込みしないので、新たな状況に飛び込み、コンサルティング業務で卓越した手腕を発揮するかもしれません。
      • 学習に没頭しているときには、時間が経つのを忘れるほど集中します。仕事や約束などに邪魔されない時間に勉強時間を設定して、思う存分やりとげましょう。
    • 学習欲が高い人との働き方
      • この人が特定の分野で「第一人者」や「職場の専門家」となるのを奨励しましょう。有能でありたいというこの人のニーズを満たすでしょう。
  2. 収集心
    • 概説
      • 知りたがり屋。ものを収集する(言葉、事実、書籍、引用文、カードや写真など)。
      • いろいろなものに好奇心を覚える。
      • 物や情報を手に入れて集め、整理して保管し続けます。それがあなたの心を常にいきいきとさせます。そしておそらくある日、そのなかから役に立つものが出てくるでしょう。
    • 行動アイデア
      • 情報を保管し、簡単に探し出すことができる仕組みを考案しましょう。
      • 情報を単に蓄積しているだけではいけない。アウトプットがなければ、インプットは停滞する。あなたの知識からの恩恵を最も受ける人と共有しよう。
      • 意識して語彙を増やしましょう。新しい言葉を集めて、その意味を学びましょう。
    • 収集心が高い人との働き方
      • この人との共通の関心事を探し、それに関連する事実や話題を共有しましょう。
      • 会議中はこの人から情報を聞くようにしましょう。この人が持つ豊富な知識を活かす機会を探しましょう。
  3. 内省
    • 概説
      • 考えることが好き。頭脳活動を好む。
      • ひとりの時間を楽しむ人。なぜなら、ひとりでいる時間は黙想し内省するための時間だから。
    • 行動アイデア
      • 考えたことを日誌や日記に箇条書きで書き留めていきましょう。そこでのアイデアが、あなたの思考を生み出すための糧となり、価値ある洞察へと発展していくでしょう。
      • あなたが「偉大な思想家」と考える人たちとは意識的に関係を築きましょう。彼らの事例は、あなたを思考に集中させてくれます。
      • 計画の最初から最後までじっくり考えをめぐらせる時間があるときに、あなたは最高の力を発揮します。最終段階で加わると、すでに決定済みの事項を狂わせたり、あなた自身の洞察が手遅れとなったりする恐れがあります。
      • 人を知的で哲学的な討論に参加させることは、あなたが物事を理解するための方法の一つですが、このやり方はすべての人にはあてはまりません。挑発的な質問は必ず、あなたと同じように、こうした討論による意見交換を楽しめる人に対して向けるようにしてください。
      • 考える時間をスケジュールに入れましょう。書くための時間を作りましょう。書くことはあなたにとって、考えをまとめて具体化する最善の方法かもしれません。
    • 内省が高い人との働き方
      • 躊躇せず、この人の考えに挑みましょう。この人がそれを脅威として受け止めることはありません。逆に、あなたが自分に関心を持っている証拠として受け取るでしょう。
  4. 自我
    • 概説
      • あなたはとても意義のある人間として他人の目に映りたいと思っています。正確に言えば、あなたは認められたいのです。聞いてほしいのです。傑出したいのです。知られたいのです。特に、あなた独自の持ち前の強みで人に知られ、評価されたいと思っています。
      • 信頼でき、プロフェッショナルであり、そして成功している人として尊敬を受けたいと感じています。同様に、信頼でき、プロフェッショナルで、成功している人と働きたいのです。
      • 独立心旺盛なあなたは、仕事を単なる業務ではなく、自分の生き方そのものにしたいと考えています。そして、その仕事を好きなようにやらせてほしいし、自分のやり方でやるための余地を与えてほしいのです。
      • あなたの人生は、強く求める目標や成果、資格であふれています。それが、平凡から優秀な状態へとあなたを向上させ続ける。
    • 行動アイデア
      • 課題や行動を自分で決められる仕事や役割を選びましょう。
      • 評価はとても重要です。どんな評価を受けたいのか、どう気を配ったらよいのかを細部に至るまで想定しておきましょう。
      • あなたの夢や目標を家族や親友、同僚と共有しましょう。あなたは彼らからの期待に応えようと目標を達成するでしょう。
      • 常に、実績を念頭に置いておきましょう。<自我>の資質は、あなたを傑出した目標に向かわせようとしますが、あなたの実績はその目標に適っているでしょうか。でなければ、人はあなたを口だけの人と見なすかもしれません。
      • あなたは自分の仕事ぶりが人の目に触れるときに最もよい仕事をします。舞台の中央に立つ機会を探し、自分を埋没させる仕事は避けましょう。
      • これまで受けた評価や賞賛のうち、最高の瞬間はいつでしたか。それは何に関することでしたか。そして誰から受けたものでしたか。聴衆は誰でしたか。その瞬間を再現するために、あなたは何をしなければならないでしょうか。
    • 自我が高い人との働き方
      • この人は自主性を必要とする人だ、ということを知っておいてください。
      • この人には自由に戦略を立てて行動する余地を与えてください。しかし、決して無視してはいけません。
      • 知名度を上げ、突出する機会をこの人に与えてください。注目の的となるプレッシャーを楽しむでしょう。
  5. 目標志向
    • 概説
      • 「私はどこに向かっているのか」とあなたは毎日、自問します。
      • 明確な行き先を必要とし、それがないと、生活や仕事はたちまち苛立たしいものになる可能性があります。だから、毎年、毎月、毎週でさえ、目標を設定する。
      • 特定の行動が目標へ近づくために役に立つかどうかを本能的に評価し、役に立たない行動を無視します。
    • 行動アイデア
      • チームメンバーとしてのあなたの最大の貢献は、他の人たちに目標を設定させることです。
      • 他の人たちは、あなたほど効率的に考え、行動し、話していません。注意してください。彼らの「まわり道」が、発見や喜びをもたらすこともあるのです。
      • 必ず量と質の両方を考慮して目標を定めましょう。
    • 目標志向が高い人との働き方
      • この人は議題や予定がはっきりしていない会議が苦手です。この人が出席するときは会議の議題一覧を作成して、できる限りそれに沿って進めましょう。
      • 他の人たちの感情にいつも敏感であることを、この人に期待しないでください。多くの場合、人に気を配るよりも自分の仕事を終えることのほうが優先順位が高いからです。

 ときどき、読み返してみるということをしたいと思います。一緒に仕事をしている人にも、このストレングス・ファインダーをやってもらったらおもしろいかと思います。「自分がどんな資質を持っているのか」ということを知っていることは単純に仕事をするうえで、役に立つと思います。
 また、「その資質が高い人との働き方」も書かれているので、たとえばプロジェクトで自己紹介するときとか、Slackのプロフィールとかに、TOP5の資質を書いておくのもおもしろいかな、とも思いました。「為田裕行@学習欲・収集心・内省・自我・目標志向」、みたいな感じに書いてあることで、「その人をどう活かそうか」と考える最初の取っ掛かりになるかもしれません。

 実は、2001年にこの本の前の版で、一度ストレングス・ファインダーを受けていたのですが、そのときとTOP5は4つが同じ。2001年にやったときは、「調和性」が入っていましたが、それがなくなり「目標志向」が入りました。これは…仕事をしてきてちょっと強みが変わってきた、ということでしょうね。人は変われますね。どう変わったか、に自覚的でいることが大事だと思っています。


(為田)

戸田市小・中学校児童生徒プレゼンテーション大会 レポート(2019年1月12日)

 2019年1月12日に、戸田市文化会館において、戸田市小・中学校児童生徒プレゼンテーション大会が開催されました。戸田市内の小中学校18校から、それぞれ1チームの代表が出場し、プレゼンテーションを行いました。
 戸田市教育委員のみなさんと戸田市教育委員会 21世紀型スキル育成アドバイザーである株式会社リバネスの森安康雄 先生と株式会社情報通信研究所の平井聡一郎先生、インテル株式会社の竹元賢治さんと共にプレゼンテーションの審査員をつとめさせていただきました。
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プレゼンテーションについて

 プレゼンテーションは3人~4人のグループで行われました。中学生には、「私が戸田市長だったら」という統一テーマを設定されていました。会場には、戸田市の菅原文仁市長もいらっしゃっていて、中学生のプレゼンテーションを聴かれていて、こういった機会があることが、戸田市の児童生徒にとって、とても貴重な場になるのではないかと思いました。
 今回のプレゼンテーションについては、戸田市教育委員会がルーブリックを作成していて、それに基づいた審査ができるように準備をされていました。ルーブリックは、小学生は「知識・技能」「学びに向かう力」「思考力・判断力・表現力」の3観点で6項目、中学生は「知識・技能」「学びに向かう力」「思考力・判断力・表現力」「市民力」「キャリア設計力」の5観点で8項目から成っていました。各学校でプレゼンテーションの指導をする際にも、このルーブリックが活用されているそうです。

 個人的には、まだまだルーブリックで4点=Sをつけるものはありませんでした。ただ、児童生徒が、臆せずステージ上でプレゼンテーションをしているのは素晴らしかった。エンターテイメント色を強く打ち出しているグループも、訥々と語りかけるグループも、いろいろなプレゼンテーションがありましたが、ルーブリックで判断するならば、そのあたりはほとんど影響がなくなるので、こうして審査員にルーブリックが提供されるのはとてもいいことだと思います。
 こうしてルーブリックがあると、先生方も指導のガイドラインとして活用できると思います。プレゼンテーションの主張=目的を明確に設定し、それがきちんと伝わる論理的な構造を作ることが第一歩。その後で、聴いている人たちに、「自分たちが言いたいことがきちんと伝えられる」プレゼンテーションになっているかを考える。このステップをルーブリックに拠って磨いていけば、プレゼンテーションのレベルは上がっていくと思います。来年度以降も楽しみです。

デモンストレーションで伝えたかったこと

 小学生と中学生の全18校のプレゼンテーションが終わったあとには、デモンストレーションがあります。今回は、僕が担当することになっていたので、「プレゼンテーションは、なぜ大事か。」というテーマで20分間、プレゼンテーションをさせてもらいました。
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 戸田市では、セサミストリート・カリキュラムやポプラ社「どう解く?」を使った授業など、2018年度にはいろいろと授業作りに協力させていただくことができました。一見、関係がなさそうでもありますが、実はそうした授業はいずれも「正解がない」ことを考えられるようになる授業です。「正解がない」ことをみんなで考える授業の中では、「どうやって考えたのか」を他者に伝えること=プレゼンテーションが重要になります。
 相手に伝わるようなプレゼンテーションをするときに、どういうことが必要なのかを考えてほしいというメッセージを伝えたつもりです。人に何かを伝えることは、「相手に伝わったかどうかが大事」であり、「相手に伝えるのは意外と難しい」ということをわかってほしいと思います。
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 そのうえで、「正解がないこと」を考えるのを楽しめるようになってほしいし、「どうやって考えたのか」を他者に伝えるのが好きな人になってほしいと思っています。

まとめ

 プレゼンテーションが上手になるためには、伝える側のスキルや経験の問題も当然あると思います。ですが、それより重要なのは、“良い聴き手”がいるかどうか、ということではないかと思いました。「僕はこう思うんだ」というプレゼンテーションを聴いて、頷いて同意を示してあげることも、「ここはちょっと論理が飛んでて言っていることがわからない」と言ってあげることも、資料やデータを用意してきたときに「これ、わかりやすい!」と言ってあげることも、良いプレゼンテーションをする人・プレゼンテーションを好きになる人を増やすために、非常に大きな意味をもつと思います。
 先生方だけでなく、保護者の方々にも同じことは言えます。子どもたちが日々、いろいろな場面でするプレゼンテーションの、良き聴き手・良き評価者になっていくことは、大事な仕事だな、とあらためて感じました。

 会場には、これまで戸田市内の学校で授業を行ったときにお世話になった先生方・教育委員会の方々だけでなく、仕事でご一緒した企業の方などもたくさんいらっしゃっていました。お会いできてうれしかったです。何よりいちばんうれしかったのは、小学校5年生の息子が通っている横浜市内の公立小学校の先生が来てくださっていたことです。とてもうれしかったです。ありがとうございます。

宮城県登米市立宝江小学校 授業&セミナーレポートまとめ(2018年12月5日)

 2018年12月5日に宮城県登米市立宝江小学校を訪問し、授業とセミナーの様子を取材レポートさせていただきました。
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 午前中は、総合的な学習の時間の授業(対象は3年生13名)が行われました。その様子がレポートされています。
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 午後は、「学力向上セミナー」が行われました。対象は登米市内の小中学校の先生方で、宝江小学校以外からも15名ほどの先生が参加されてたセミナーの様子がレポートされています。
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 まだお読みになっていない方は、この機会にぜひどうぞ。

(為田)