教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

エッセイ

ちょっと考えさせられました:LINEリサーチ イマドキZ世代調査「パソコンでしていることTOP5」(2025年8月4日)

LINEヤフーが運営する「LINEリサーチ」は2025年8月4日にイマドキZ世代調査で、全国の15~25歳の男女学生を対象に、パソコンを使い始めた時期やしていること、今後できるようになりたいことに関する調査を実施した結果を公表しました。lineresearch-platform.…

やってみた:メガネ屋さんで遠近専用カウンセリングをオンラインで受けた

最近、メガネをかけて近くの物を見るときに見にくいなと思うことが多くて、「ああ、これはもしかして老眼が始まったかな…」と思っていたのですが、ご縁があってOWNDAYSで遠近両用メガネを作ることにしました。www.owndays.com 「遠近専用カウンセリング」を…

ちょっと考えたくなった:「外国がデジタル教科書をやめてる」というニュースを、どれくらい気にしたらいいのだろう?

夏休みに入っていろいろな地域で教員研修の講師をさせていただいています(夏休みスタートから昨日までに6本が終了しました)。僕は、「もっと学びにデジタル(ICT)を活用しましょう」というスタンスで講師に呼ばれることが多いです。ICTを活用した授業事例…

「音楽の授業は楽しかったですか?」という問いにハッとした、CINRAでのトクマルシューゴさんのインタビュー

CINRAのサイトで公開されている、「音楽の授業は楽しかったですか?『ちいかわ』の劇伴も手掛けるトクマルシューゴが音楽教育を語りまくる」を読みました。 僕は実は音楽の授業はあんまり楽しくなかったです。ピアニカも好きじゃなかったし、リコーダーも好…

教育ICTリサーチ ブログ 11周年

本日2025年6月27日で、教育ICTリサーチ ブログは11周年を迎えました。いつも読んでいただいている皆様のおかげです。本当にありがとうございます。 最初のエントリーを書いたのが2014年6月27日でした。最初はときどき書いていただけのブログですが、2022年7…

寺尾聰さんに「録音、やめてくれる」と言われたという記事を読んで、「書くこと」について考えた

SNSでライターの方々が、ニッカンスポーツ・コムの記事「インタビュー開始29秒で「録音、やめてくれる」寺尾聰から投げかけられた記者としてのあり方」を読んで、いろんな意見を書いていました。寺尾聰さんのインタビューの冒頭で、記者に録音機材を止めるよ…

王子の街を歩いて明治以降の産業の発展を探究したくなりました

こないだ東京都北区教育委員会へ伺う機会がありました。北区教育委員会はJR王子駅から歩ける滝野川分庁舎というところにあります(元・中学校の校舎をリノベーションして使っていていい感じです)。 王子の駅から飛鳥山公園を抜ける感じで歩いて行ったのです…

鶴見俊輔を読んで考えた:「具体的なことに固執する」「言葉をお守り的に使ってはいけない」

大学生の頃にものすごくはまって読んでいた鶴見俊輔の論考集『日本思想の道しるべ』を図書館で見つけたので読みました。 いろいろな言葉を見つけて、とても楽しかったのですが、そのなかで「いま自分がしている仕事にも同じことが言えそうだな…」と思ったと…

「2024年度、どれくらい学校や教育委員会と関われたのか?」と数えてみた

2024年度が終わりました。2024年度の1年間で、弊社フューチャーインスティテュートとしてはどれくらい学校や教育委員会と関わることができたのかなと思い、代表の為田と教育コンサルタントの佐藤の2人のスケジュールをGoogleカレンダーで数えてみました。 関…

やってみた:アプリでジョギング記録を管理

ジョギングが好きで趣味で週1回走っているのですが、アシックスが出しているアプリ「Runkeeper」を使っています。ジョギングのタイム計測、距離計測などを自動でしてくれます。少しずつ記録がたまっていくのもおもしろいですし、ベストタイムだったり、いろ…

書籍ご紹介:『共感と距離感の練習』

小沼理さんのエッセイ集『共感と距離感の練習』を読みました。僕は「共感」というのが苦手だと思っています。そんな僕にとってズバリなタイトルに惹かれて手に取りました。共感と距離感の練習作者:小沼理柏書房Amazon 特に好きだったのは、「はじめに―わから…

映画「小学校~それは小さな社会~」 フューチャーインスティテュート社内感想対話会

フューチャーインスティテュート株式会社の代表・為田裕行と教育コンサルタント・佐藤靖泰の2人で、映画「小学校 ~それは小さな社会~」を見ての感想を語り合ってみました。 為田も佐藤も毎年のべ150校くらい学校へ行って学校の先生方をサポートしています…

テレビで「世界195か国の人と乾杯しようの旅」を見て、テクノロジーが異文化コミュニケーションを劇的に変えたのを感じた話

一昨日11月13日に見ていた日本テレビの「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」のなかのコーナーで「世界195か国の人と乾杯しようの旅」というのをやっていました。 “全世界195か国の人と乾杯をする”という目標を掲げ、日本を訪れているたくさんの外国人の方々…

「いいね」について、子どもに知ってほしいこと・できるようになってほしいこと

僕は、子どもたちには「デジタルを表現や思考のツールとして使いこなせる」ようになってほしいと思っています。「デジタルを表現や思考のツールとして使いこなせる」の中には、オンラインでどうコミュニケーションをするか、オンラインでどうふるまうか、と…

考えてみた:研修テーマに具体的なイメージをもたせたい

最近、教育委員会や学校から研修の依頼を受けるときに、「子どもが主語の学び」や「学びのコントローラーを子どもに」という言葉が入ったタイトルをリクエストされることが増えてきました。公開授業のテーマのなかにこれらの言葉が入っていることも多く、学…

デジタルハリウッド株式会社 30周年記念Webサイトが素敵すぎる(杉山先生の言葉も、ムービー『もっと広がれ わたしの絵空事』も)

デジタルハリウッド株式会社が2024年10月3日で、30回目の設立記念日を迎えたそうです。これを記念して、30周年記念Webサイトが公開されました。 僕はデジタルハリウッドに学生として通っていたことはありませんが、弊社フューチャーインスティテュートはデジ…

考えてみた:アプリやソフトが便利になると、クリエイティブにどんな影響を与えるのか?

毎週ジョギングをしながらタイムフリーで聴いているJ-WAVEの番組「DEFENDER BLAZE A TRAIL」の2024年9月8日のゲストが、映画「ぼくのお日さま」を監督した奥山大史さんでした。www.youtube.com 奥山さんが映画監督・映像作家になったきっかけ(トーク内容紹…

教育ICTリサーチ ブログ 10周年

本日2024年6月27日で、教育ICTリサーチ ブログは10周年となりました。最初のエントリーを書いたのは2014年6月27日でした。少しずつ書いていたブログですが、2022年7月からは基本的には毎日1エントリーずつ書いていくと決めて更新を続けてきました。 このブロ…

考えてみた:「教育DX」の定義を調べてみて、広い意味で使いたいと思った

最近、依頼される学校研修のテーマで「教育DX」を挙げられることがよくあります。「教育DX」という言葉はよく聞くようになったと思いますが、では、「教育DXとは何か?」と自問してみると、きちんと言葉で語れません。 言語化できないことを研修で話すことは…

授業で使えるかも:花王「シャンプーのきざみに込められた思い」

SDGsについての授業を参観させていただくと、ユニバーサルデザインについて調べている児童生徒をよく見かけます。そのなかでよく、「シャンプーとリンスのパッケージは、触ると違いがわかるようになっている」ということが発表されます。 現在は、こうしたデ…

トップキャディーさんの仕事ぶりを見て、自分の仕事を考える日曜日

日曜日の朝にやっている「武井壮のゴルフバッグ担いでください」という番組が好きで、最近よく見ています。武井壮さんとゲストの人が、トップキャディーにゴルフバッグを担いでもらって、プロゴルファーのようにキャディーと戦略を立ててコースを回る、とい…

考えてみた:「NEXT GIGA」という言葉と「セカンドGIGA」という言葉

最近、仕事をしていて「NEXT GIGA」という言葉と、「セカンドGIGA」という言葉をよく聞きます。GIGAスクール構想で配備された一人1台の情報端末のこれからについて語る文脈のなかで出てくる言葉なのだけど、「NEXT」と「セカンド」とどんなふうに使い分けら…

教科書とは「先生が授業をするためのもの」か「学習者が学ぶためのもの」か?→じゃあ、デジタル教科書は?

最近、(紙の)教科書とデジタル教科書についていろいろと考えています。以前、僕はデジタルドリルを作るプロジェクトに参加していて、教科書作りの緻密さを目の当たりにすることがありました。その時以来、僕は「教科書は子どもたちの学びのための良きツー…

「ピジン」と「クレオール」を、学校と学校外で作りたい

僕は「ピジン」と「クレオール」という言葉に、ずっと魅力を感じています。大学生の頃に、たしか「比較文化論」の講義で、はじめて「ピジン」と「クレオール」という言葉を知りました。それ以来、ずっと惹かれている言葉です。クレオール主義 (ちくま学芸文…

プログラミングの授業には、心沸き立つ瞬間がほしいなと思う

小学校でプログラミングの授業を教えることが、ときどきあります。また、プログラミングの授業を参観させてもらうことも、ときどきあります。僕は、プログラミングって、最初は楽しいものであってほしいと思うのです。それはキャラクターが出てきてくれると…

映画「ナチスに仕掛けたチェスゲーム」→シュテファン・ツヴァイク→『ジョゼフ・フーシェ』→立命館大学政策科学部というつながり

映画「ナチスに仕掛けたチェスゲーム」の予告映像を見て、おもしろそうだと惹かれ、いろいろと調べてみました。 royalgame-movie.jp 公式サイトに掲載されているコラム「シュテファン・ツヴァイクとその最後の作品」を読んで、この映画の原作が『チェスの話…

教育ICTリサーチ ブログ 9周年

教育ICTリサーチ ブログは、2014年6月27日最初のエントリーを書きました。最初期のエントリーは、書き方のフォーマットもいまと全然違っていて、読み返すのも恥ずかしいですが、そこから9年かけて、少しずつ、自分たちが伝えたいことの核ができてきて、その…

自分が本当に「クリエイティブではない」と感じる

先週、このブログのサイドバーにメルマガ登録フォームへのリンクになるバナーをCanvaを使って作りました。サイズを指定して、メールマガジンに関係ありそうな「mail」とか「subscribe」とかのキーワードを入れて、アイコンを作り、テキストを入れて…という感…

やってみた:ウィルソンの言葉「現代の人は、旧石器時代からの感情、中世に作られた制度、そして神のような技術を併せもっている」(うろ覚え)を検索してみた

アメリカの生物多様性の研究者であるエドワード・オズボーン・ウィルソンのある言葉をこないだ知りました。それは、「現代の人は、旧石器時代からの感情、中世に作られた制度、そして神のような技術を併せもっている」というようなものです。すごく印象的だ…

プロパイロット機能を使ってみて、いろいろ考えた

GWに仕事でお世話になっている葉山町までドライブして遊びにいってきました。そんなに車が混んでいなかったので、帰りの高速道路(逗子ICから新保土ケ谷ICまでの20kmちょっと)を、プロパイロット機能を使って走ってみました。プロパイロット機能は、設定し…