書籍
泰山裕 先生編著の『「思考ツール×ICT」で実現する探究的な学び』を読みました。ICTで思考ツールを活用している授業を多く見ますが、より先生方のお役に立てるように、先生方に伝える言葉を得たいと思って読みました。「思考ツール×ICT」で実現する探究的な…
櫻木みわ さんの『コークスが燃えている』を読みました。コロナ禍の社会をがっちり舞台にした小説ははじめて読んだ気がします。ズシンと来る場面がたくさんあります。社会の制度設計、これでいいのか…?と考えさせられる。弱い立場の人たちにどんな状況が起…
宗實直樹 先生と椎井慎太郎 先生の共著『GIGAスクール構想で変える! 1人1台端末時代の社会授業づくり』を読みました。GIGAスクール構想で変える!1人1台端末時代の社会授業づくり作者:宗實 直樹,椎井 慎太郎明治図書出版Amazon 社会科は、1人1台の情…
宮台真司 先生と野田智義さんが大学院大学至善館で行った講義を再現した『経営リーダーのための社会システム論 構造的問題と僕らの未来』を読みました。「経営リーダーのため」ではありますが、社会がどんなふうに変わってきているのか、ということを知るこ…
國分功一郎さんと千葉雅也さんの著書『言語が消滅する前に 「人間らしさ」をいかに取り戻すか?』を読みました。あまり教育と関係ないか?という感じもする本ですが、「言葉」について考えるきっかけをたくさんくれる本でした。僕は、子どもたちとたくさん「…
佐藤学 先生の『新版 学校を改革する 学びの共同体の構想と実践』を読みました。先日読んだ、『学びの共同体の創造 探究と協同へ』の続きの学びです。読書メモとしてまとめたものを共有したいと思います。新版 学校を改革する──学びの共同体の構想と実践 (岩…
ジェ・ソンウンさんの『インフルエンサーのママを告発します』を読みました。インフルエンサーの母とその家族の物語。SNSとの付き合い方、承認欲求、肖像権などの権利、などなど、いろいろなことを考えられるストーリーでした。インフルエンサーのママを告発…
ロイロノート・スクールをはじめとする授業支援ツールを使った授業を多く見ているのですが、子どもたちの思考をサポートする形で活用するためにどんな使い方があるのか事例を知りたくて、立石俊夫 先生の著書『ロイロノート版 シンキングツールで授業を変え…
評論家の宇野常寛さんの著書『遅いインターネット』を読みました。2020年3月に紹介をしているのですが、2023年4月に文庫化されたのでそちらを読みました。 子どもたちがインターネットを使える学び場をどんなふうに作ればいいのかを考えるときに、宇野さんが…
前田康裕 先生の著書『まんがで知るデジタルの学び2 創造的な学びが生まれるとき』を読みました。まんがで知る デジタルの学び2:創造的な学びが生まれるとき (まんがで知るデジタルの学び)作者:前田 康裕さくら社Amazon 僕は学校の先生ではないし、学校の外…
佐藤学 先生の『学びの共同体の創造 探究と協同へ』を読みました。ある学校で校内研修の打ち合わせをしていたら、先生から「学びの共同体」を目指したい、という言葉が出たので、きちんと勉強したいと思ったからです(今まで読む機会がなかったのです…)。学…
成城学園初等学校の秋山貴俊 先生から、『はじめよう!デジタル・シティズンシップの授業』を送っていただきました。秋山先生は、この本のなかに実践事例報告を執筆しています。はじめよう!デジタル・シティズンシップの授業: 善きデジタル市民となるための…
2023年6月12日に新渡戸文化中学校・高等学校を訪問し、高校1年生の英語エンゲージメントの授業と中学校1年生~3年生の数学SPL(Self-Paced Learning)の授業を参観させていただきました。それぞれの授業の様子をレポートしました。 どちらの授業も、「自律す…
谷口隆さんの『子どもの算数、なんでそうなる?』を読みました。子どもが算数をする様子を丁寧に観察して、その誤り方はどうしてそうなったのか、ということを紹介してくれる本です。算数を子どもに教えたことのある人は、「あるある…」と思うことが多いので…
西村能一 先生の著書『科学の名著50冊がざっと1冊で学べる』を読みました。科学に興味を持ってもらえるコンテンツとして、どんなものがあるのかなと思って読んでみました。 学校の授業だけでなく、マンガ・ドラマ・映画などのエンタメなど、いろいろなきっか…
愛光中学・高等学校の松下直樹 先生から、教育あるある探検隊 編著『アナログ&デジタル 先生のお仕事 365日』を送っていただきました。松下先生は、この本の編著者のお一人です。さっそく読ませていただきました。アナログ&デジタル 先生のお仕事365日作者:…
永田希さんの『再読だけが創造的な読書術である』を読みました。僕はいろいろな本を雑多に読むのが好きです。そんななかで、「再読」している本が何冊かあります。そんな「再読」にどんな意味づけがされるのかなと思って読みました。再読だけが創造的な読書…
戸谷洋志さんの『SNSの哲学 リアルとオンラインのあいだ』を読みました。SNSとの付き合い方は、子どもたちにとっても、僕たち大人にとっても大事なことだと思っています。SNSと適正な距離をとって付き合うためにどんなことを考えられるのかを知りたくて読み…
「確かに教師は馬を水場に連れて行くことはできるが、水を飲ませることはできない。しかし、喉が渇く状態は作れるのだ」(Pham 2019) この「喉が乾く状態」を学習において作っていくのが学習者エンゲージメントという概念です。学習者の注意を引きつけ、有…
映画「ナチスに仕掛けたチェスゲーム」の予告映像を見て、おもしろそうだと惹かれ、いろいろと調べてみました。 royalgame-movie.jp 公式サイトに掲載されているコラム「シュテファン・ツヴァイクとその最後の作品」を読んで、この映画の原作が『チェスの話…
授業支援ツール「スクールタクト」を提供している株式会社コードタクトさんから、『実践例&導入事例でわかる 明日からの教室のつくりかた スクールタクトで始めるICT活用』をお送りいただきました。ありがとうございます。実践例&導入事例でわかる 明日か…
NPO法人Waffle『わたし×IT=最強説 女子&ジェンダーマイノリティがITで活躍するための手引書』を読みました。わたし×IT=最強説 女子&ジェンダーマイノリティがITで活躍するための手引書作者:NPO法人Waffleリトル・モアAmazon 全体が3部構成になっているの…
孫泰蔵さんの著書『冒険の書 AI時代のアンラーニング』を読みました。「学びは本来楽しいもののはずなのに、どうして学校の勉強はつまらないのだろう」という出発点から、コメニウスから始まってさまざまな人たちの言葉を結びながら探究していく本です。冒険…
法政大学経営学部教授の長岡健 先生の著書『みんなのアンラーニング論 組織に縛られずに働く、生きる、学ぶ』を読みました。副題にある「組織に縛られずに働く、生きる、学ぶ」ということができるために、学校がどんな役割を果たせるのだろうと思って読みま…
NPO法人Social Change Agency代表理事の横山北斗さんの著書『15歳からの社会保障 人生のピンチに備えて知っておこう!』を読みました。15歳からの社会保障---人生のピンチに備えて知っておこう!作者:横山 北斗日本評論社Amazon 10代から40代の登場人物10人…
京都大学学術情報メディアセンター教授の緒方広明先生と日経BP日経パソコン編集長・教育とICT Online編集長の江口悦弘氏による『学びを変えるラーニングアナリティクス』を読みました。学びを変えるラーニングアナリティクス作者:緒方 広明,江口 悦弘日経BPA…
石井光太さんの『ルポ 誰が国語力を殺すのか』を読みました。「国語力を殺す」というセンセーショナルなタイトルではありますが、子どもたちが使う「言葉」の力についていろいろな面から書かれている本でした。読書メモを共有します。ルポ 誰が国語力を殺す…
理不尽な校則を見直す活動や授業を見ることが多くなりましたが、ただ「校則を変える」ということを目的にしてしまうのではなく、より多角的に校則について考えたいと思って、内田良 先生・山本宏樹 先生 編の『だれが校則を決めるのか 民主主義と学校』を読…
京都教育大学附属桃山小学校の若松俊介 先生と関西学院初等部の宗實直樹 先生の共著『子どもの見方が変わる!「見取り」の技術』を、若松先生からお送りいただきました。子どもの見方が変わる!「見取り」の技術作者:若松 俊介,宗實 直樹学陽書房Amazon 「授…
矢野利裕 先生の『学校するからだ』を読みました。都内の中高一貫校の国語の先生である矢野先生は、ラジオに出演されているのを何度も聴いていて、学校という場所に身を置く先生だからこその言葉を話してくださっている感じがして、ずっと気になっている方で…