教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

戸田市小・中学校児童生徒プレゼンテーション大会 レポート(2024年1月27日)

2024年1月27日に戸田市文化会館・大ホールで、戸田市小・中学校児童生徒プレゼンテーション大会が開催され、審査員として参加させていただきました。戸田市のプレゼンテーション大会は、今回で8回目となります。ここ3年間はオンラインでの開催でしたので、ひ…

富士見市立針ケ谷小学校 学校研究発表会 レポート No.3(2023年12月6日)

2023年12月6日に富士見市立針ケ谷小学校を訪問し、塩田恵也 先生が担当する6年2組の国語の授業を参観させていただきました。この授業は、11月29日の学校研究発表会の日に、残念ながら学級閉鎖となってしまい、見ることができなかった授業です。塩田先生から…

富士見市立針ケ谷小学校 学校研究発表会 レポート No.2(2023年11月29日)

2023年11月29日に富士見市立針ケ谷小学校で開催された学校研究発表会に講師として参加しました。公開授業、全体会、公開授業ごとの分科会、と続いた後で、「ICTを活用した『未来を切り拓く力』を育む学びの場」というタイトルで講演をさせていただきました。…

富士見市立針ケ谷小学校 学校研究発表会 レポート No.1(2023年11月29日)

2023年11月29日に富士見市立針ケ谷小学校で開催された学校研究発表会に講師として参加しました。研究主題は、“個別最適な学びと協働的な学びによる「未来を切り拓く力」の育成 ~ICTを活用し、全ての子どもが「学びをデザインする」授業の工夫改善~”となっ…

研究ご紹介:ピア・ラーニングの効果を高めるには能力差のあるペアを作るのが有効だ

慶應義塾大学 教授の亀井憲樹 先生が独立行政法人経済産業研究所のサイトにSpecial Reportとして寄稿している「ピア・ラーニングの効果を高めるには能力差のあるペアを作るのが有効だ」を読みました。実はずっと読みたいと思っていたのですが、ようやく読め…

教材で使えるかも:アドビ「XYZ世代間 (X世代:40-65歳/Y世代:25-39歳/Z世代:15-24歳)のAIに対する意識と使用実態調査」

2023年10月26日にアドビが発表した、全国の15歳~65歳の男女900名を対象にした、「XYZ世代間 (X世代:40-65歳/Y世代:25-39歳/Z世代:15-24歳)のAIに対する意識と使用実態調査」の結果を見ました。詳細は、アドビのブログで読むことができます。blog.ado…

書籍ご紹介:『Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である』

クリスティーン・ポラスさんの『Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である』を読みました。「最強の生存戦略」というあたりがちょっと大仰なタイトルではありますが、原題は『Mastering Civility: A Manifesto for the Workplace』で、「礼儀…

教材で使えるかも:走るスマートフォン?ソニー・ホンダモビリティのAFEELAプロトタイプ

ソニーとホンダのジョイントベンチャーとして設立されたソニー・ホンダモビリティのSDV(Software Defined Vehicle)ブランド「AFEELA」(アフィーラ)のプロトタイプ車両がCES®2024で展示されたそうです。 AFEELAのサイトを見ると、「これは…車!?」と思っ…

考えてみた:「NEXT GIGA」という言葉と「セカンドGIGA」という言葉

最近、仕事をしていて「NEXT GIGA」という言葉と、「セカンドGIGA」という言葉をよく聞きます。GIGAスクール構想で配備された一人1台の情報端末のこれからについて語る文脈のなかで出てくる言葉なのだけど、「NEXT」と「セカンド」とどんなふうに使い分けら…

書籍ご紹介:『戦争の日本近現代史 東大式レッスン!征韓論から太平洋戦争まで』

加藤陽子 先生の『戦争の日本近現代史 東大式レッスン!征韓論から太平洋戦争まで』を読みました。加藤先生の『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』が本当に好きで、その加藤先生が、「東大式レッスン!」と銘打ってどんなことが書かれているのかと楽しみ…

西武学園文理小学校 授業レポート まとめ(2023年12月7日)

2023年12月7日に西武学園文理小学校を訪問し、1年2組の情報の授業と4年1組の社会の授業を参観させていただき、一人1台のiPadを活用した授業の様子をレポートしました。blog.ict-in-education.jpblog.ict-in-education.jp 西武学園文理小学校は、開校以来ずっ…

【イベント情報】教育と学びの未来を創造するプラットフォーム in 戸田 第9回(2024年2月3日)

2024年2月3日にオンラインで開催される、第9回 教育と学びの未来を創造するプラットフォーム in 戸田に、スペシャルサポーターとして登壇させていただきます。 今回のテーマは、前回の第8回からの通年テーマ『誰一人取り残されない教育の実現に向けて』で、…

書籍ご紹介:『ぼっち現代文 わかり合えない私たちのための<読解力>入門』

現代文講師・文筆家の小池陽慈 先生の著書『ぼっち現代文 わかり合えない私たちのための<読解力>入門』を読みました。好きなシリーズ「14歳の世渡り術」の1冊です。ぼっち現代文: わかり合えない私たちのための〈読解力〉入門 (14歳の世渡り術)作者:小池 …

授業で使えるかも:JR九州が駅の清掃にロボットや IoT技術を導入

JR九州が駅の清掃にロボットや IoT技術を導入した、というニュースを読みました。JR九州長崎駅で自律式自動洗浄ロボットの「Scrubber 50 Pro」(製作:Gaussian Robotics)や、IoT技術を活用した分別ゴミ箱遠隔監視システムの「スマートリサイクルボックス管…

書籍ご紹介:『貧困女子のリアル』

沢木文さんの書いた『貧困女子のリアル』を読みました。読んでいて、いろいろなことを考えさせられます。貧困女子のリアル(小学館新書)作者:沢木文小学館Amazon 目次で章立てを見ると、だいたいどんなことが書かれているのかが分かる感じがするものの、読…

聖徳学園中学・高等学校 授業レポート No.4(2023年11月20日)

2023年11月20日に聖徳学園中学・高等学校を訪問し、鶴岡裕一郎 先生が担当する中学2年生の「総合的な学習の時間(STEAM)」の授業を参観させていただきました。生徒たちは伊藤手帳株式会社とのコラボレーションで行われる「手帳をつくろう」というプロジェク…

聖徳学園中学・高等学校 授業レポート No.3(2023年11月20日)

2023年11月20日に聖徳学園中学・高等学校を訪問し、倉田豊子 先生が担当する高校1年生の英語コミュニケーションⅠの授業を参観させていただきました。この日は、“agree / disagree to buy cheap clothes”というテーマについてのプレゼンテーションを行う授業…

192Cafe公開イベント #5「Next 5 Year ―私学が描く未来図」レポート(2024年1月13日)

2024年1月13日に、192Cafe公開イベント#5「Next 5 Year -私学が描く未来図」が内田洋行 ユビキタス共創広場CANVAS東京にて開催されました。192Cafeは、私立小学校の先生方を中心としたコミュニティで、為田は事務局としてお手伝いをさせていただいています…

『「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を目指して』 ひとり読書会 No.8 「第9章 協同的な学習における子どもの学びと育ち」(金田裕子 先生)

奈須正裕 先生と伏木久始 先生の編著『「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を目指して』をじっくり読んで、ひとり読書会として読書メモをまとめていこうと思います。 今回は金田裕子 先生が書かれた「第9章 協同的な学習における子どもの学…

聖徳学園中学・高等学校 授業レポート No.2(2023年11月20日)

2023年11月20日に聖徳学園中学・高等学校を訪問し、竹内一樹 教頭先生とクワベナ・ヘネ・コデュア 先生が担当する高校2年2組の「総合的な探究の時間(SDGs)」の授業を参観させていただきました。 聖徳学園高校での「総合的な探究の時間(SDGs)」の授業では…

聖徳学園中学・高等学校 授業レポート No.1(2023年11月20日)

2023年11月20日に聖徳学園中学・高等学校を訪問し、品田健 先生と白石利夫 先生が担当する高校1年7組の情報の授業を参観させていただきました。この日、生徒たちは自分のiPadを使って期末考査の模擬問題を作っていました。一人1台のiPadを使って「期末考査の…

『「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を目指して』 ひとり読書会 No.7 「第7章 個が自律的に学ぶ授業づくり」(佐野亮子 先生)

奈須正裕 先生と伏木久始 先生の編著『「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を目指して』をじっくり読んで、ひとり読書会として読書メモをまとめていこうと思います。 今回は佐野亮子 先生が書かれた「第7章 個が自律的に学ぶ授業づくり」で…

文部科学省:「GIGAスクール構想の下での校務 DX化チェックリスト」に基づく自己点検結果

文部科学省のサイトで、「「GIGAスクール構想の下での校務DX化チェックリスト」に基づく自己点検結果」が公表されました。この校務DX化チェックリストは、令和5年3月の「GIGAスクール構想の下での校務の情報化の在り方に関する専門家会議」でクラウドツール…

【メディア掲載】月刊私塾界 2024年1月号

月刊私塾界1月号が発刊されました。今回の特集は「編集部が選んだ 2023年 重大ニュース 注目のキーワード2024」でした。2022年12月から2023年11月までのニュースがずらりとページに並んでいるので、読み返してみました。キーワードもいろいろあったなあ、と…

東京都立駒場高等学校 授業レポート まとめ(2023年11月9日)

2023年11月9日に東京都立駒場高等学校を訪問し、高校1年生の授業を参観させていただき、レポートにまとめました。どの授業でも、一人1台のSurfaceを生徒たちが自分の使いやすいように使っているのが印象的でした。学校として、生徒たちのそうした使い方を可…

書籍ご紹介:『言語学的ラップの世界』

言語学者の川原繁人 先生 feat. Mummy-D・晋平太・TKda黒ぶち・しあ の著書『言語学的ラップの世界』を読みました。 僕は日本語ラップが好きです。言葉の連なりや韻が気持ち良いのも好きですし、メッセージがギュッと詰まっているのも好きです*1。そんな好き…

『「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を目指して』 ひとり読書会 No.6 「第6章 個別化・個性化教育の推進」(加藤幸次 先生)

奈須正裕 先生と伏木久始 先生の編著『「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を目指して』をじっくり読んで、ひとり読書会として読書メモをまとめていこうと思います。今回は加藤幸次 先生が書かれた「第6章 個別化・個性化教育の推進」です。…

2024年の行動指針「Help Schools/Education Become Future Ready」

2024年となりました。弊社フューチャーインスティテュートは、行動指針として「Help Schools/Education Become Future Ready」=「学校/教育が、Future Readyになるお手伝いをする」という言葉を掲げています。「Future Ready」という言葉が好きで、あえて訳…