教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

ビジョン

デジハリ杉山知之 学長による「目指すのは、『高度情報民藝運動』」という言葉

『デジタルハリウッド大学大学院2023年度成果発表会NEIGHBORS. DHGS the DAY』のアーカイブページを見ていて、デジタルハリウッドの杉山知之 学長が、「高度情報民藝運動」というステートメントを出していることを知りました。 検索してみると、2020年夏にデ…

STEAM FES KAGA イベントレポート まとめ(2023年12月16日)

2023年12月16日に、かが交流プラザさくら でSTEAM FES KAGAが開催されました。午前中に、市内中学校6校と小学校のSTEAM先行実施校8校の児童生徒が、自分たちが取り組んだ課題解決や活動を通して学んだことについて発表するKAGA STEAM Presentationが行われま…

デジタルハリウッド大学「みんなを生きるな。自分を生きよう。」

このシーズンは、毎年恒例となりつつありますが、デジタルハリウッド大学のブランドコピー「みんなを生きるな。自分を生きよう。」を紹介します。 このコピー、毎年このブログで紹介しています。デジハリらしいコピーで、本当に大好きなのです。公式完全版の…

STEAM FES KAGA イベントレポート No.1(2023年12月16日)

2023年12月16日に、かが交流プラザさくら でSTEAM FES KAGAが開催されました。午前中に、市内中学校6校と小学校のSTEAM先行実施校8校の児童生徒が、自分たちが取り組んだ課題解決や活動を通して学んだことについて発表するKAGA STEAM Presentationが行われま…

2024年の行動指針「Help Schools/Education Become Future Ready」

2024年となりました。弊社フューチャーインスティテュートは、行動指針として「Help Schools/Education Become Future Ready」=「学校/教育が、Future Readyになるお手伝いをする」という言葉を掲げています。「Future Ready」という言葉が好きで、あえて訳…

GIGAで配備された情報端末をアクティベートしていきたい

3月になり、いろいろとお手伝いをさせていただいていた学校での活動もふりかえりの時期になりました。一人1台の情報端末を配備して、子どもたちも先生方も使っているシーンをよく見るようになってきました。できるだけたくさんの授業を見たいと思い、たくさ…

学校は「シーニアス・モデル(scenius = scene + genius)」を目指したらいいと思う

ちょっと前になるのですが、いつも聴いているポッドキャスト「Off Topic」の「#143 【2022年まとめ】“システムルネッサンス”」のなかで、「シーニアス」という言葉を知りました。この「シーニアス」という言葉、「scene + genius」からできている言葉で、ブ…

デジタルハリウッド大学「みんなを生きるな。自分を生きよう。」(おまけ:渋谷駅の変化を感じる)

先日書いた、デジタルハリウッド大学の「みんなを生きるな。自分を生きよう。」の広告ですが、渋谷駅でさらに展開されていたので写真を撮ってきました。 渋谷のシンボルとも言える、109にも「みんなを生きるな。自分を生きよう。」が。 もうひとつ、渋谷駅の…

デジタルハリウッド大学「みんなを生きるな。自分を生きよう。」

このシーズンは、毎年恒例となりつつあります、デジタルハリウッド大学のブランドコピー「みんなを生きるな。自分を生きよう。」の紹介。デジハリらしいコピーで、本当に大好きなのです。 ブランドムービーをYouTubeで見ることができます。今年、メッセージ…

2023年の行動指針「Help Schools/Education Become Future Ready」

2023年となりました。弊社フューチャーインスティテュートは、行動指針として「Help Schools/Education Become Future Ready」=「学校/教育が、Future Readyになるお手伝いをする」という言葉を掲げています。研修のときや、プロジェクトのキックオフで自己…

「どんなふうに学んでほしい」「どんなことをできるようになってほしい」は言語化すべき

最近、原稿を書いていたり、学校で先生方と話をしたりしていて思ったことですが、学校で「どんなふうに学んでほしい」か、「どんなことをできるようなってほしい」ということをきちんと言語化して話をして共有するべきだと思います。 文部科学省や教育委員会…

子どもたち全員の端末の画面を見られる仕組みって、要ります?

小中学校で先生方と話をしていると、「一人1台もっている情報端末で子どもたちが授業中に何をしているか見たいので、全員の端末の画面を見られる仕組みがほしい」という声を聞くことがあります。 まあ、たしかに授業と関係ないことをしちゃったりする子もい…

書籍ご紹介:『22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる』

成田悠輔さんの『22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる』を読みました。正直なところ、「ちょっと過激かな…?」と思いながら読み始めましたが、この議論を知ったうえで、学校でテクノロジーをどう使うのか、ということを考えるこ…

書籍ご紹介:『コンヴィヴィアリティのための道具』

この夏もたくさんの学校で研修講師をさせていただきました。学校でのICT活用について研修するときには、緒方壽人さんの著書『コンヴィヴィアル・テクノロジー』で紹介されていた、イヴァン・イリイチの「道具にある2つの分水嶺」の話をしています。ICTを活用…

書籍ご紹介:『学校とゆるやかに伴走するということ』

石川晋 先生の『学校とゆるやかに伴走するということ』を読みました。タイトルが素晴らしいな、と思っています。僕は学校の先生ではないけれど、「学校とゆるやかに伴走」するように、先生方や学校のお手伝いをしていきたいな、と思っています。全編を通して…

教材で使えるかも:NHK土曜ドラマ『17才の帝国』

NHK総合で土曜日午後10時から放送されているドラマ『17才の帝国』をとても楽しく、いろいろと考えさせられながら見ています。 舞台は202X年の日本。G7からも転落していて、「サンセット・ジャパン」と揶揄されている。そんななか、独立特別行政特区UA(ウー…

2022年春学期 早稲田大学 人間科学学術院で非常勤講師をさせていただきます

2022年春学期、早稲田大学 人間科学学術院の非常勤講師をさせていただくことになりました。 埼玉県戸田市や大阪府吹田市でのセサミストリート・カリキュラムのリサーチでお世話になっている、早稲田大学 人間科学学術院の井上典之 教授の特別研究期間である…

スタディサプリ「卒業する君へ『18の問い』by スタディサプリ」

2022年3月9日にスタディサプリがYouTubeで公開した、「卒業する君へ『18の問い』by スタディサプリ」を見ました。 18の問いに、高校を卒業する18歳の高校生たちが答えていく動画なのですが、問いも答えも素敵です。特に、最後の問いはいい。ぜひ、見てほしい…

デジタルハリウッド大学「みんなを生きるな。自分を生きよう。」

このシーズンは、毎年恒例となりつつあります、デジタルハリウッド大学のブランドコピー「みんなを生きるな。自分を生きよう。」の紹介。デジハリらしいコピーで、本当に大好きなのです。 ブランドムービーをYouTubeで見ることができますので、ぜひ見てほし…

2022年の行動指針「Help Schools/Education Become Future Ready」

2022年となりました。2020年から2021年にかけて、小学校・中学校では一人1台の情報端末が配備され、授業での活用も進んできました。そうした流れのなかで、たくさんの学校や教育委員会で研修や研究授業などで多くの先生方とお話をさせていただくことができま…

一人1台の情報端末を、道具が持つ「二つの分水嶺」を見ながら考えたい

ここ1週間、いろいろなことを考えました。GIGAスクール構想で小学校・中学校に配備された一人1台の情報端末は、良い使われ方もされるし、悪い使われ方もします。もちろん、一人1台の情報端末は「道具」でしかありません。道具として間違った使い方が起こるか…

プログラミング教育において何を大事に思っているのか

先日、プログラミング教育についてのインタビューを受ける機会があって、記者の方からの質問に答えていく過程で、自分がプログラミング教育において何を大事に思っているのか、ということがはっきりしてくるという経験をしました。 僕は、プログラミング教育…

デジタルハリウッド大学「みんなを生きるな。自分を生きよう。」

このシーズンは、毎年恒例となりつつあります、デジタルハリウッド大学のブランドコピー「みんなを生きるな。自分を生きよう。」の紹介。デジハリらしいコピーで、本当に大好きなのです。 いま、GIGAスクール構想により、一人1台の情報端末の整備が進められ…

書籍ご紹介:『なめらかな社会とその敵 PICSY・分人民主主義・構成的社会契約論』

鈴木健『なめらかな社会とその敵 PICSY・分人民主主義・構成的社会契約論』を読みました。2013年に出版された本ですが、フェイクニュースや政治の分断の問題など今日的な問題に通じることがたくさん書かれていて、とてもおもしろかったです。なめらかな社会…

2021年の行動指針「Help Schools/Education Become Future Ready」

2021年となりました。2020年は、新型コロナウイルス感染予防の休校措置が2月からスタートし、そこからGIGAスクール構想による小中学校の一人1台体制を前倒しで整備するという、急展開の1年間でした。 全国各地で行う予定だった研修の多くはオンラインに変更…

デジタルハリウッド大学「みんなを生きるな。自分を生きよう。」

毎年恒例となりつつあります、デジタルハリウッド大学のブランドコピーの紹介。「みんなを生きるな。自分を生きよう。」という、デジハリらしいコピーが大好きです。ぜひ、多くの方に見ていただきたいと思います。 www.dhw.ac.jp 毎年書いている気がしますが…

2020年の行動指針「Help Schools/Education Become Future Ready」

2020年となりました。「ずっと先だ」と思っていたのに、あっという間にやってきた2020年。今年もどうぞよろしくお願いいたします。年末年始の間に、ゆっくり休み、インプットする時間をとりつつ、これからのことなどを考えています。 2019年のレビュー まず…

デジタルハリウッド 25周年

お世話になっているデジタルハリウッドが25周年。記念サイトが立ち上がっています。 1999年に弊社フューチャーインスティテュートは、デジタルハリウッドとセコムが筆頭株主となり、設立されました。初代の社長 鶴谷は、1997年にアメリカ・カリフォルニア州…

デジタルハリウッド大学「あなたが今、18歳だったら。」

2019年2月14日の日経新聞に、デジタルハリウッド大学が一面広告を出していました。 Webでも見ることができます。とてもデジハリらしい、素敵な広告だと思いました。 www.dhw.ac.jp タイトルは、「あなたが今、18歳だったら。」です。一節を引用したいと思い…

2019年の行動目標「学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをする」

2019年となりました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。年末年始の間に、2018年のレビューと、2019年の行動目標について、考えていました。 2018年のレビュー 2018年の行動目標として、「Help Schools Become Future Ready」≒「学校が“未来に向けた準…