教育ICTリサーチ ブログ

ICTを教育にどう活用できるか、現場目線でリサーチします。

教育ICTカンファレンス2017 「どこに向かう? プログラミング教育の未来 〜実践者による討論会〜」(2017年10月30日)

 2017年10月30日に、御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター 2F・ソラシティホールにて開催された、教育ICTカンファレンス2017のパネルディスカッションに、モデレーターとして登壇しました。
 テーマは「どこに向かう?プログラミング教育の未来 ~実践者による討論会~」ということで、以下のパネリストによるパネルディスカッションでした。

【パネルディスカッション】どこに向かう? プログラミング教育の未来 〜実践者による討論会〜
◆パネリスト
 総務省 情報流通行政局 情報活用支援室 本橋 充成 氏
 株式会社情報通信総合研究所 ICT創造研究部 特別研究員 平井 聡一郎 氏
 株式会社学研エデュケーショナル ロボット講座企画開発リーダー 野口 祐希 氏
 株式会社アーテック 法人営業部 次長 梶原 邦夫 氏
 国際科学教育協会 代表理事 北原 達正 氏
 ロボ団(夢見る株式会社) 代表 重見 彰則 氏

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 総務省の本橋さんと、情報通信総合研究所の平井先生からは、公教育における教育の情報化の現状と今後についてのお話を伺いました。学研エデュケーショナルの野口さん、アーテックの梶原さん、国際科学教育協会の北原先生(6月に続いて2度めのパネル共演)、ロボ団の重見さんからは、それぞれの事業での実践、コンセプトなどについてお話を伺いました。

 小学校でのプログラミング教育の必修化で、どこまでできるのか、その周辺としての民間教育はどのような役割を果たすべきなのか、ということについてディスカッションができたのではないかと思います。
 個人的にすごくおもしろいと思ったことをいくつかメモで。

  • 総務省の本橋さんがおっしゃっていた、プログラミング少年団(名付けたのは日経新聞とのことですが)の話。高校野球や高校サッカーなどのように全国16万~17万人の競技人口が生まれれば、トップの天才は世界規模で活躍できる、という話。
  • 控室で話題になった、「そもそも、まだ学習塾にとっては、お客さんの取り合いにもなっていない。まだみんなでマーケットを耕す、お客さんを増やしている時期だ」という話。
  • 上の方向に伸ばすことは大事。ただ、上が伸びるためには、裾野が広くなければいけない。縦にも横にも、伸びていくようにするべき。
  • 教室には保護者様も入れて、授業に出てもらうのがいいのではないか?どんなふうな社会がやってくるのか、どんな力を伸ばしているのか、授業を見せるのがいい。「見ても見なくてもいいですよ」と言っても、見てくれる保護者様が多い。
  • 最終的なゴールを明確にする必要はないのではないか。3年間というカリキュラムのなかで、できることを増やして、そこからは「こういう道がありますよ」とキャリアガイダンスのように見せてあげるのが大事ではないか。

 などなどの話が興味深かったです。自分自身としても考える機会になりました。ありがとうございます。
 しかし、いつもながら時間が足りず、もっともっとお話を伺いたかったのに叶わず、力不足を感じます…。

 詳細は、月刊私塾界にて記事として掲載されると思いますので、ぜひそれを楽しみにしていただければと思います。

(為田)