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学校で使えるクリエイティブデザインアイデア#17:足し算のデザイン(文字だけでデザインしてから、装飾・色を足す

 この連載では、学校の先生が普段使えるクリエイティブデザイン観点でのアイデアやポイントをご紹介させていただきます。
 前回までは、ひき算のデザインを紹介しましたが、今回は足し算のデザインを紹介します。前回までの内容は、以下リンク先をご覧ください。

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まずは、文字だけでデザイン。それから足す!

 前回までに紹介したような、できた状態のものや途中段階のものから、要素を削ぎ落してわかりやすくする引き算とは違い、今回紹介するのは、ゼロの状態から要素を足して、メリハリをつけてわかりやすくする方法です。
 ゼロの状態から、あらゆる要素をどのように組合せていくかを考えて作るのは大変なので、まずは装飾も色も使わずに、文字だけで読みやすく、わかりやすくデザインするといいでしょう。

 見出しと本文のフォントサイズは、あらかじめ見せたい情報の優先順位で設定しておき、作りながら実際の見た目で判断して、大きさのバランスを調整するといいでしょう。見出しと本文のフォントサイズの目安は、過去の紹介記事をご参照ください。

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▼同じフォントで、見出し・本文すべて同じフォントサイズのもの
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▼同じフォントで、見出し・本文によって、フォントサイズを変えたもの
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▼見出し・本文によって、フォントとフォントサイズを変えたもの(フォントによって一部太字も適用)
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▼文字だけでデザインしたものに、装飾・色を足したもの
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 上記のように、使用する要素を少しずつ増やしていって、伝えるべき情報の優先順位に合った見え方になるように、デザインを調整するとやりやすいかと思います。
 今回紹介した足し算のデザインをしつつ、前回までに紹介した引き算のデザインを組み合わせて、適宜調整するといいでしょう。



(前田)