2016年のグッドデザイン賞に、オーサグラフ世界地図が選ばれました。
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慶應義塾大学の鳴川肇先生が作られているオーサグラフは、大きさや形の歪みをおさえた正確な地球の全体像を示す四角い世界地図です。社会科の授業で、メルカトル図法やモルワイデ図法など、習ったのは記憶にありますが、あれだってもちろん球体の地球を平面に落とし込むので、欠点はあるわけです。
そうした大きさや形の歪みをおさえていることで、これはこれで1つの世界の捉え方を提示したのではないかな、と思います。
どんな図法なのかが気になって、検索をかけていたら、TEDxKids@Chiyodaで講演をされているビデオが出てきました。
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講演のなかで触れられている、どうしてブラジルへ行くのにヒューストンをわざわざ通るのか…というのは、以前にサンパウロへ出張で行ったときにまさに同じことを思ったので、非常にわかりやすかったです。また、北欧をわざわざ通ったりする経路が出るのもなぜだろうと思っていたのですが、それもこのオーサグラフを見ると納得がいきます。
メルカトル図法と比べると、グリーンランドの描き方とか南極大陸の描き方はだいぶ違います。
鳴川先生の講演をそのまま見せて、それぞれの地図同士での比較などを授業でしてもいいかもしれないな、と思いました。
▼参考エントリー
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(為田)