いつもお世話になっています、京都教育大学附属桃山小学校の木村明憲先生が著作を出します。『情報学習支援ツール~実践カード&ハンドブック』です。監修が黒上晴夫先生と堀田龍也先生です。12月1日に発売となります。
先生方が使える本だと思います
情報学習支援ツールとして、実践カードが掲載されています。昨年10月に初めて訪問させていただいて以来、木村先生のカードを使っての実践を見せていただきました。実は、一部ゲラも読ませていただきまして、授業での実践事例などもたくさん書かれていますし、すぐに実践カードをプリントアウトして自分の授業に使える、そんな本になっているのではないかと思います。
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情報学習、情報活用能力について、「何を身につけさせるべきなのか(What)」と「どうやって身につけさせるべきなのか(How)」の両方について、新しい視点を得られるのではないかと思います。
保護者の方も使える本だと思います
この本は、書店で売られるときは、きっと「教育」「学校教育」の棚に置かれるのであろうと思うのですが、先生方だけに手に取ってもらって読んでもらうだけでなく、保護者の方にも読んでもらえればと思います。先日、京都教育大学附属桃山小学校で授業見学をさせてもらった後に、木村先生とお話したのですが、「保護者の方に読んでもらいたいです」とおっしゃってました。
- 保護者の方々に、「どんなふうに勉強させればいいのか」というのに悩んでいる人たちに読んでもらいたい。
- 家庭学習は、手がかかるかと思いきや、繰り返せばちゃんとできるようになる。
- 学校で先生に自主学習の仕方を教えてもらってきても、家庭学習で「どうやったらいいかわからない」という人は多い。
- 子どもが長い時間を過ごす家庭で、継続的に誰かが見るということが大事で、そのための助けになればいい。
授業事例も、工夫をすることで、家庭学習での子どもたちへの声かけや、ちょっとしたインストラクションの違いなどに繋げられるかと思います。例えば、宿題をしている子どもに対して「がんばろう!」「考えてみよう」とただ伝えるではなく、「分類してみよう」とか「変化を捉えてみよう」とか言い方を具体化することができるように思います。
おまけ
実は、為田もちょっとだけこの本に関わらせていただいています。「参観記」なるページを担当させていただいていますので、そちらもお読みいただければと思います。
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木村先生をはじめとする先生方の実践から得られた知見が、多くの先生方・保護者の方々に役立てば、と思っています。関心あるかたは、ぜひお手にとってお読みください。
(為田)