教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

教育ICT グッドプラクティス #05:ロイロノートスクールを使って、宿題を出す

 この連載では、これからICTを実践する学校/先生方を想定読者として、「ICTを使って、こんな実践ができますよ」というのを、実践事例の引き出しとしてご紹介していきたいと思っています。端末やシステムの機能ありきでなく、教育手法としてどうなのか?というところに焦点をしぼって紹介します。
 「授業の中での導入部分で5分だけ使う」「プレゼンテーションの動画を撮影して、みんなでレビューする」などのように、特定の目的にピンポイントでICTを利用している様子を紹介していきます。

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 今回は、桜丘中学・高等学校 安部早苗先生の、高1数学の授業からの「グッドプラクティス」の紹介です。

 安部先生は、宿題の提出にもロイロノートスクールを使っているそうです。授業の最後に、宿題を伝えて、生徒たちは期日までに提出をする、という流れです。問題を解いて提出するのは、授業中にロイロノートスクールを用いて使っているのと同じ方法なので、慣れているようです。
 安部先生のお話では、以前に比べると「宿題をやってくる生徒が増えた」ということです。ノートを提出するだけよりも、画面で「やってきていない」ということが見えてしまうのがいやなのでしょうか…。あるいはノートでやるよりも手軽だという認識があるのか。このあたり、どうしてなのかという理由をアンケートなどで確認してみたいな、と思いました。
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ロイロノート 製品一覧


(研究員・為田)


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 教育ICTリサーチでは、ICTの利活用について、目的を以下の9つに類型化しています(詳細はこちら)。(1)興味喚起(2)モチベーション喚起(3)理解促進(4)授業効率化(5)進捗、理解度確認(6)教材拡充(7)表現、思考手段拡充(8)家庭との情報共有(9)学習環境拡充
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