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京都教育大学附属桃山小学校 授業訪問レポート No.6(2016年1月28日)

実況中継:国語

 5時間目は、国語の授業でした。テーマは、「わたしの研究レポート」でした。木村先生は、「ここ、読んでくれる人」というときに、実物投影機で読む箇所を指し示します。どこを読むのかというきっかけをモニターの方で確認して、実際に読むときには自分の教科書で読んでもらい、その後で、「どういうことが書いてありましたか?何を勉強するんですか?」と発問をします。

 このような質問をし、児童からの答えを聴きながら、ホワイトボードに「何を勉強するのか」を最初に明記してから授業が進んでいきます。
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 勉強する内容について、パワーチェックカードではどの項目にあたるのかを質問していきます。児童たちは、自分の手元のパワーチェックカードを見ながら、項目を「A アの3だと思います」というように、答えていきます。
 途中で、パワーチェックカードをモニターに映して、そこを見てもいいようにしながら、どの項目について勉強するのかを考えていきます。
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 この後で、学習の流れについても考えていきます。この授業では、この後、調べたいことを決める→本を使って調べる→下書き→報告書を書く→友達と伝え合う、という流れで学んでいくことがホワイトボードに書かれました。ここまででだいたい授業時間は25分が経過していました。1から10まで先生がすべて説明する、というふうにする方が進度は速いかもしれませんが、こうして「どう学ぶのか」「この後、授業がどう進んでいくのか」をクラスで共有することで、全員が発表しやすい授業になっていくのではないかな、と思いました。
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 調べたいことを決めるときに、調べたいことを1人5個考えて、「そこからしぼっていきましょう」と木村先生は伝えていました。この、少し多く、幅広く考えて、そこから絞っていく、ということも授業の中でするのは実はけっこう大変です。一度広げてから、絞るという思考スタイルを伝えているのだな、と感じました。
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 授業の最後に、木村先生は板書を撮影しています。前の授業でどんな板書をしたか、児童からどんな答えが出てきたのかなど、すべてを覚えておくのはいくら先生でも大変だと思いますので、こうした記憶系のものは、デジタルで簡単に撮影できるので、大いに使えばいいと思います。

(為田)

No.7へ続きます。
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