教育ICTリサーチ ブログ

ICTを教育にどう活用できるか、現場目線でリサーチします。

山形市立出羽小学校「やるKey」活用レポートNo.2(2018年2月8日)

為田が開発に参画している、凸版印刷アダプティブラーニングシステム「やるKey」についてのエントリーです。

 2018年2月8日に、山形市立出羽小学校を訪問しました。中間休みと昼休みに、コンピュータ教室を開放しての算数のアダプティブラーニングシステム「やるKey」の活用を見せてもらいましたが、5時間目に、3年生の学年主任である高橋功先生が教える算数の授業で、やるKeyを使う様子を見させていただきました。
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 出羽小学校では、ICTを算数の教科学習に入れるプロジェクトをNTTドコモ 東北支社に参加してもらって行っており、LTE搭載のiPadを導入しています。高橋先生は、最初は黒板を使ってわり算の授業を行っていました。
 「1袋に4つドーナツが入って36円です。では、このドーナツ12こ分の代金はいくらでしょう?」という教科書の問題を、みんなで考えて、グループで話し合ってもらっていました。そして、解き方について説明して練習問題をするところで、iPadでやるKeyを使って学習をスタートしました。

 子どもたちは、最初は同じ問題に取り組みます。自動採点後に、立式を間違えた子には立式の問題が次に自動出題されます。立式はあっていたけど、計算を間違えた子は、計算問題が自動出題されるようになります。
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 手書きの計算が必要な部分は、ノートを取り出して計算をします。ノートに解いた答えを、iPadに入力しています。先生は、机間指導をするときには、「どうして間違えたのか?」とノートに書かれた計算過程を見ています。
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 クラス全体の傾向についても、先生はiPadを使って小単元ごとに、児童の解いた問題数や正答率などを手元で見ることができますので、紙のプリントだけでなく、やるKeyでの学習の記録を見ながら、次の授業計画を練ることができます。

 こうした授業のなかでの活用と、No.1で取り上げたコンピュータ室の開放による活用とで、子どもたちの習熟度が上がり、わからないところが減り、学びの楽しさを知ってもらえればいいと思います。また、その際には、先生方の声掛けも非常に大きな要素となります。デジタルドリルをさせていれば、それでおしまいではなく、ドリルも含めた学習の成果を見とり、適切に声掛けをしていただく先生の存在は、本当に大きな意味を持つと思います。

(為田)