教育ICTリサーチ ブログ

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授業で使えるかも?:国立天文台4次元デジタル宇宙(4D2U)プロジェクト

 国立天文台4次元デジタル宇宙(4D2U)プロジェクト(以下、4D2Uプロジェクト)のサイトがおもしろいと思っています。
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 理科や地学の授業で、宇宙について学んできましたが、惑星や恒星、太陽系や銀河系などのサイズ感や距離感があまりよくわかりませんでした。教科書や図表などの教材でも比較の図は書かれていますが、それにプラスして、この4D2Uプロジェクトのサイトで見られるコンテンツなどを見せるのもいいかと思います。

 左側のメニューから「CONTENTS」を選ぶと、4次元デジタル宇宙ビューワー "Mitaka"(ミタカ)などのプログラムや、「宇宙の大規模構造」や「銀河の形成,衝突」などのムービーをダウンロードして利用することができます。

 また、同じく左側のメニューから「4D2U NAVIGATOR」を選ぶと、4D2Uプロジェクトで制作されたムービーやスチルを見ることができます。

 最初は日本→地球とアニメーションが広がっていきます。
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 画面下部の「GO TO」をクリックすると、見られる星をクリックして選ぶことができます。たとえば、ベテルギウスを選んでみましょう。
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 地球からアニメーションでグーッと太陽系を出て、光年や天文単位などの文字が出ては消え、ずーっと遠くが表示されて、ベテルギウスが表示されました。この場合は、同スケールの木星の公転軌道が表示されていますが、星によって比較しやすい単位が表示されるようです。
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 こうしてアニメーションで見せることで、理解への入り口になるのではないかと思いました。

(為田)