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日本経済新聞「在宅時間 図書館使い読書 来館不要の新サービスなど続々」(2022年9月15日)

 2022年9月15日の日本経済新聞の記事「在宅時間 図書館使い読書 来館不要の新サービスなど続々」のなかで、江戸川区内の5つの小学校で、区立図書館の蔵書を借りられるサービスがあることを知りました。
 江戸川区立図書館のサイトにアクセスしてみると、「図書館サテライト」というサービスで、第二葛西小学校、南葛西小学校、上一色南小学校、北小岩小学校、船堀小学校の5校でサービスを利用できるようです。

区内には12の区立図書館があるが、訪ねるには時間がかかる地域もある。そんな図書館の「空白地帯」を埋めるため、区は日曜の午前9時~午後4時と水曜の午後4時~8時に図書室を臨時の窓口として活用することにした。
区が2020年度に実施した調査によると、区民の約6割は図書館を利用しておらず、このうち3割は「図書館が近くにない」ことを理由に挙げた。

在宅時間 図書館使い読書 来館不要の新サービスなど続々: 日本経済新聞

 地域の人を学校の図書室に迎え入れることで、学校側で気にしなければならないこともありそうですが、図書館を利用していない人たちに、図書館の存在価値を知ってもらう助けになればいいなと思います。
 また、何より学校が地域に開かれ、子どもたちの学びの場がいまどんなふうになっているのかを地域の人たちに見てもらう機会にもなるのではないかと思います。

 学校側としても、図書室をどんなふうに変えていけばいいかを子どもたちと一緒に考えるプロジェクト学習をすることもできそうだと思いました。

 江戸川区の図書館サテライト、これからどのように進展していくのか、機会があれば、実際に5校の小学校に伺ってみたいと思いました。

(為田)