教育ICTリサーチ ブログ

ICTを教育にどう活用できるか、現場目線でリサーチします。

霞城学園高等学校 訪問レポート(2017年6月22日)

 2017年6月22日に、山形県立霞城学園高校を訪問させていただき、齋藤薫先生にインタビューしてきました。霞城学園高校は、3Dプリンターを使って「思いを形に」する授業を実施しているそうです。3Dプリンターを使って、全員スマホスタンドを使ったりしているそうです。
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 教室には3Dプリンターを使って生徒の皆さんが作った作品がたくさん飾ってありました。地域に開放したワークショップを開催していて、そうした機会に生徒たちを社会と交わらせることを目指しています。
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 オブジェとしての作品を作る、というのもおもしろいですが、デザイン思考と組み合わせて「自分が使いやすいイヤホンコード巻き?を作ろう」のような設定にするとおもしろいのではないかと思いました。
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 齋藤先生は、やまがたメイカーズネットワークでの、教育用3Dプリンター導入プロジェクトにも関わっているそうです。サイトの代表挨拶をご紹介します。

次代を担う子どもたちに3Dプリンターを贈ろう!!

 このたび、ものづくりが盛んな山形県ならではの「地の利」を活かし、本県の教育界、産業界、関係機関等の有志が連携し、「やまがたメイカーズネットワーク(YMN)」を設立しました。この組織は会の目的に賛同する有志で構成され、会員の企画・提案型の活動や連携・交流を行いながら、やまがたの次代を担う「人財」の育成を目指します。
 そこで、県内企業の部品をふんだんに使用した手作りの3Dプリンターを製作し、県内工業高校をはじめ小学校・中学校・高校・特別支援学校等の教育機関100校に贈るプロジェクトを推進していきます。


代表挨拶 - やまがた メイカーズ ネットワーク

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 工業高校だけでなく、あらゆる教育機関100校に贈るプロジェクトというのは、どこの自治体でもできることではなく、非常に興味深いと思いました。このインタビューをさせていただいた時点で、80校くらいまで贈ることができた、とおっしゃっていました。
 授業の中で3Dプリンターをどのように使っていくか、ということについては、受け入れる学校側にも授業計画などがなければなりませんし、先生のスキルも必要になると思いますので、稼働率がすぐに大きく上がっていくことはないかもしれませんが、「ものづくり」を進めていくという点では、プログラミングだけでなく、3Dプリンターという選択肢が増やすことができるのは、学校にとってもプラスなのではないかと思いました。

 県外からも、このやまがたメイカーズネットワークの3Dプリンターを贈る活動に興味を持つ学校が出てくるといいなと思いました。

(為田)