iPhoneのGoogle翻訳アプリがリアルタイムで画像を翻訳する、というのをタイムラインで見かけてさっそく試してみました。まずはインストールしてみます。
テキストを入力するスペースの下にある3つのアイコンのうち、いちばん左がカメラなので、このアイコンをタップします。
手近なところにあった、新聞記事を読み込んでみた。「週刊経営財務」が「週刊business finance」に。他の部分もきちんとなっています。これ、どんどん精度が上がっていくのだろうな、と思います。
海外旅行をするときに、まったく読めない文字のサインがあることも多いですが、スマホをかざせばある程度まではわかる、という時代はもうすぐそこですね。さて、そうした時代に、どれくらい英語がわかる、ということは大事なのだろうか、というのは考えてしまいます。少なくとも、今までの英会話のトレーニング、学校英語の教育手法については、こうしたGoogle翻訳のようなテクノロジーありきで、考えないとダメだと思うのです。
自分は英語ができないが、子供の頃からやればこんな苦労はしなかったはずという安易な発想で、子供の幼児英語教育に熱をあげるのは筋違い。彼らが大人になるニ十年後にはビジネス英語なんてAI翻訳できる。本当に英語を一生懸命勉強すべきなのは、貴方の子供ではなくて、今ビジネスをしている貴方です
— HIRO MIZUNO (@hiromichimizuno) 2017年1月24日
しばらく、いろいろな文書をGoogle翻訳で読んでみようと思います。実際にさわってみてこそ、「こういうところが足りない」とか「こういうところはやはり人間として英語がわかるほうが強い」みたいな部分がわかるかな、と思いますので。
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こうしたアプリやサービスが出るたびに書いている気がしますが、「これ、翻訳が完璧じゃない!」とダメ出しをするよりも、「では、どういう理由でこんな直訳になっているのか?/訳し間違えられているのか?」というのを考えてみる、というのもありなのではないかと思います。
(為田)