「未来授業」というラジオ番組のPodcastで、『そうだ!音楽教室に行こう』の著者である大内孝夫さんが出演されていました。
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4回目の授業で、「音楽教室 3.0」という話が出ていました。大内さんは、以下のように、音楽教室が1.0から3.0へ変わっていく様子を紹介していました。
バイエルで個人練習をするのが、「音楽教室 1.0」。音楽教室でグループレッスンをするのが、「音楽教室 2.0」。さまざまな楽しみ方が出てきている現在は、「音楽教室3.0」。
習う楽器も多様になってきている。ピアノだけでなく、ドラムやサックスなども習える。習い方、楽しみ方も多様になってきている。好きな音楽を、好きなときに、好きなだけ楽しめるようにもなってきている。
本の方はまだ読んでいないのですが、音楽の習い方や楽しみ方が多様になっているというところには、デジタル化は大きく影響していると思っています。習うのは、教室に行かなくてもYouTubeで習えるようになったり。その他にも、遠く離れた人と合奏ができたり。サブスクリプションで音楽が聴けるようになったり、AIが自分が好きそうな曲を選んでくれたり。
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音楽の楽しみ方が変わってきているのだな、と感じて、2017年に参加した古河市教育ICTフォーラムでのMASAKing(鈴來正樹)さんが見せてくれた「プログラミング教育+音楽」のワークショップを思い出しました。
ワークショップの後に話したときに、MASAKingさんが言ってくれた「例えば、リコーダーが苦手で音楽自体を嫌いになりかけている子が、ハンドソニックをきっかけにして改めて音楽に興味を持つこともあります。楽器の技術習得にかかる時間を短縮して、とにかくまずは音楽を楽しむ。それが学びを深めていくきっかけになり、そこで得た感動体験が音楽のみならず、他教科の学びと繋がっていく。音楽の力は無限大です」という言葉は、「教育×デジタル」を考えるのに大きな影響を与えてくれています。
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1つのやり方でなくて、もっともっと自由な学び方や楽しみ方、創造の仕方、生き方、それらの選択肢を広げるために、デジタルはもっと使えそうだ、と思いました。
(為田)